前回の更新から4か月近くの間隔が空いてしまいました。前回はコロナ騒ぎの初期に書いたのですが、皆様ご存知のとおり、その後世界中で事態がどんどん悪化、日本でも「緊急事態宣言」が出て世の中が静まり返ってしまいました。今日は5月16日、ようやく鎮静化の兆しが見え始めたものの、東京、神奈川はまだまだ予断を許さない状況です。いやはや、遠い昔に読んだ小松左京の「復活の日」みたいなことが、本当に起るものなのですね。当たり前だった平穏な日々が、実はとてもありがたいものだったことを痛感するこの頃です。

 

さて、模型製作には勢いと気力が必要なのだなあ、とつくづく思うのですが、プロジェクトSHIMONADA、ストラクチャー工作を終えてシーナリー工作に入ると、「どうやって作ろうか」と悩んでいるうちに、手がパタりと止まってしまいました。で、一度止まってしまうと、なかなか再開する気力が湧かないのです。本来であれば、在宅勤務で浮いた通勤時間があるし(小生の通勤時間は往復3時間なのです)、何といってもこの趣味は「ステイ・ホーム」で何の障害もなく楽しめる代表格のはずなのですが、気力の充実も必要なのでしょうね。コロナで何とも重たい気分の中で、夜な夜なちびちびとウイスキーをなめつつ、ネットサーフィンなどして、日々を無為に過ごしてしまいました。

 

しかしながら先週末「これではいかん」と一念発起、ついに、かなり前に買ってきていたサブロクサイズのスタイロフォームにカッターを入れました。シーナリー工作の開始です。で、こちらはとりあえず地面のシートを貼り付けたものに、これまでにつくったストラクチャーを並べてみたもの。駅前には福井商店と「青い家」があるので、2004年バージョンです。だとすれば国鉄色のキハ58が止まっているのはへんなのですが。完成時には手前5メートル(3.5センチ)下に国道があって、さらに5メートル下に海がある、という三段雛みたいな構造になります。

 

プロジェクトSHIMONADAの初期のブログをみるとこのセクションの完成予定は昨年末だったはずなのに、大幅遅延です。「東海道新幹線を工期通りに開通させた先人達は実に偉大だなあ」などと呑気に感心している場合ではありません。ここからスピードを上げて、下灘は無事完成するでしょうか。今回の記事は自分にプレッシャーをかける狙いもあります。皆様、期待せず、気長にお待ち下さい。