札沼線石狩月形駅発行のJRの常備硬券で、今回の一連のエントリでコレクションを見直してみて、少々気になった区間の券です。
◆石狩月形から 石狩金沢 大学前 間ゆき
「大学前」は平成7年3月16日に駅名が「北海道医療大学」に改称されますが、昨日のエントリでご紹介いたしました平成10年発行の「北海道医療大学ゆき」の券には、手前の同一運賃の駅である「石狩金沢」が記載されなくなっており、これは後の常備軟券でも同じとなっています。
◆石狩月形から 新琴似 百合が原 間ゆき
着駅の順番は発駅の石狩月形から見て、「百合が原」の方が手前であり、本来の駅の順番なら「百合が原 新琴似 間ゆき」とすべきで、後の常備軟券では正しい順番となっています。
札幌印刷調製の2駅着の硬券は、先のエントリでも申しましたように、途中駅が存在しなくても「間ゆき」と記載されている例や、着駅の記載順序が本来の駅の順序と異なっている例が散見され、駅からの乗車券類請求票の記載が度々間違っていたとも思えませんので、組版時や印刷後の点検の際に、着駅の順序が請求票の記載と異なっていても、特に問題は無いものと考えられていたのかも知れません。