敦賀駅に大量留置のEF70 | terkey 鉄道・今昔物語

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1980年代の鉄道少年。。。
2012年より鉄道写真復帰。。。
少年時代と現代をタイムスリップしながら投稿しています。

EF70は、北陸本線の主力電気機関車として1961年〜1965年にかけて製造されました。

60Hzの交流電気機関車です。

交流電気機関車としては異例の6輪駆動のF形とされたのは、北陸本線の長編成の貨物列車をけん引させるためでした。

 

1968年に信越本線が直流電化された事に伴い、交流電化区間の北陸本線の両方を走行可能なEF81がデビューしました。

この頃は、金沢より東はEF81、金沢より西はEF70と役割分担がなされていました。

 

1974年に湖西線が直流電化で開通すると、EF81が大阪エリアまで直通運転されるようになり、走行可能なのが糸魚川ー田村間に限られるEF70は徐々に余剰車となってゆきました。

しかし、製造後20年に満たない車両を廃車にする事もできず、細々と運用されていました。

 

1980年代に入ると、まず1次車が大量に運用離脱し、敦賀駅構内に並べて留置されていました。

1985.1.2  EF70-10,他6両 敦賀駅構内

 

1次車は、前照灯が中央1灯となっているタイプです。

(末期は写真のようにシールドビーム2灯化されていました。)

 

1985.1.2  EF70-14,他1両 敦賀駅構内

 

福井駅構内には、EF70-2次車もすでに運用離脱し留置されていました。

1985.1.2  EF70-36,他数両 福井駅構内

 

留置されているEF70の隣には、583系から改造された普通列車用419系が停まっていました。

419系は1985年3月のダイヤ改正から運転を始めた車両なので、写真は改造を終えてデビューを待っている状態です。

 

EF70は、この年の3月ダイヤ改正で引退しました。