人生初の駅窓口での払い戻しが通学定期券になるとは、想像もしておりませんでした。もうしばらく不要不急の外出は我慢です。

担当は、ヨコイチ運輸区の石和です。東北へご案内いたします。
この記事では、過去の旅行の振り返り(回想)をします。
2017年の夏季合宿では東北地方をグルっと回りました。そのときのメモがあったので、私の行程を記したいと思います。(2017年度の部誌にある程度記しましたが、ブログには掲載しておりませんでしたね。)1・2日目はひたすら普通列車で移動し、3日目は「リゾートしらかみ」や新幹線といった変わり種満載な感じでした。ここでは1・2日目の普通列車での移動を紹介します。

「鉄道知識があまりないぞ」という方は、ぜひ地図や時刻表も併せてご覧になってください。

1日目
前略
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07:00発 武蔵小杉 Musashi-Kosugi
2520Y 普通 宇都宮 E233系10両
09:14着 宇都宮  Utsunomiya

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09:32発 宇都宮 Utsunomiya
↓ 641M 普通 黒磯 205系4両
10:22着 黒 磯 Kuroiso
10:27発 黒 磯 Kuroiso
2133M 普通 郡山 E721系4両
11:30着 郡山  Kōriyama
※6時頃、北朝鮮のミサイル発射の影響でJアラートが作動。
 新白河で、遅延した新幹線の接続待ちが発生。

11:40発 郡 山 Kōriyama
1139M 普通 福島 E721系4両
12:28着 福 島 Fukushima
(乗換えなし!)
12:40発 福 島 Fukushima
↓ 3575M 快速
 仙台シティラビット5号 仙台
13:55着 仙 台 Sendai
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集合・AER(ビル)から眺望を楽しむ
ホテルのチェックイン
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16:14発 仙 台  Sendai
5549D 快速 石巻 HB-E210系4両
16:38着 高城町  Takagimachi
16:41発 高城町  Takagimachi
1632S 普通 あおば通 205系4両
16:44着 松島海岸 Matsushimakaigan
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松島の景色を楽しむ
この後、夕食まで自由行動

17:28発 松島海岸 Matsushimakaigan
1631S 普通 高城町 205系4両
17:31着 高城町  Takagimachi
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17:36発 高城町 Takagimachi
5551D 快速 石巻 HB-E210系4両
17:44着 野 蒜 Nobiru
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津波で被災した旧駅プラットホームを見学
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18:19発 野 蒜 Nobiru
5550D 快速 仙台 HB-E210系4両
18:52着 仙 台 Sendai

皆で夕食(サイゼリヤ)

20:35発 あおば通 Aobadōri
↓ 2043普通 東塩釜 205系4両
20:36着 仙 台  Sendai

[ホテルセントラル仙台]

1日目のまとめ
①黒磯ダッシュ、激しすぎる
②黒磯から仙台までE721系に乗れた
③AERからの眺めは最高
④東北本線から仙石線への分岐点で一旦停止
⑤松島、次はお昼に来て船に乗りたい
⑥野蒜駅の旧駅舎、津波の威力を物語っている
⑦皆で夕食を食べる場所を探した結果、
 サイゼリヤ


2日目
旅行の時は、6時台に起きることが多い
07:02発 仙 台 Sendai
4425M 普通 利府 701系&E721系6両
07:17着 利 府 Rifu
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07:22発 利 府  Rifu
4424M 普通 仙台 E721系&701系6両
07:42着 仙 台  Sendai
07:49発 仙 台  Sendai
749S 普通 東塩釜 205系4両
08:00着 小鶴新田 Kozurushinden
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08:12発 小鶴新田 Kozurushinden
752S 普通 あおば通 205系4両
08:21着 仙 台  Sendai

朝食・ホテルチェックアウト
土産購入・秋田まで自由行動

10:07発 仙 台 Sendai
825M 普通 山形 E721系6両
11:28着 山 形 Yamagata
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E3系の撮影
霞城公園で米沢牛の駅弁を食べる
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13:33発 山 形 Yamagata
1435M 普通 新庄 701系(5500番台)2両
14:42着 新 庄 Shinjō

新庄駅散策・701系観察
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15:38発 新 庄 Shinjō
↓  2449M 普通ワンマン 秋田 701系2両
18:11着 秋 田 Akita
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ホテルのチェックイン

夕食は皆できりたんぽ鍋を楽しむ
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(卒業生がブログで使用した写真を引用)

[コンフォートホテル秋田]

2日目のまとめ
①仙石線の朝ラッシュは首都圏と同じレベル
②仙山トンネル、奥羽山脈を横断するため長い
 そして爆音
③山形駅、日中は閑散としていて落ち着いた
 雰囲気、霞城公園は駅からすぐ
④普通列車に乗りながら天童駅で上りの
 つばさ号とすれ違った
⑤つばさ号優先のダイヤ故、新庄で56分も待つ
⑥大曲で田沢湖線から乗換えの高校生多し
⑦初のきりたんぽ鍋に大満足


2日間の移動経路

記号
路線名 区間


 JS   湘南新宿ライン  武蔵小杉-大宮
 JU   宇都宮線   大宮-宇都宮
 宇都宮-黒磯
   東北本線  黒磯-郡山
 郡山-仙台
      仙石東北ライン  仙台-高城町
   仙石線  高城町-松島海岸
 松島海岸-高城町
      仙石東北ライン  高城町-野蒜
 野蒜-仙台
   仙石線 あおば通-仙台
   東北本線  仙台-利府
 利府-仙台
   仙石線  仙台-小鶴新田
 小鶴新田-仙台
   仙山線  仙台-山形
   山形線  山形-新庄
   奥羽本線  新庄-秋田


おまけ
<長~い補足文章>
(もっと読みたい人向けです。)


武蔵小杉駅の駅名標の画像は、まだナンバリングもないですね。たぶん横須賀線ホームの開業時から使われていたものだと思います。東北本線で北へ進む場合ですが、現在は新白河駅で乗換えが必要です。当時は黒磯-新白河 間も交流電車が走っていましたが、現在はデッドセクションを通過するため交直流電車による折り返し運転が行われています。ですから、これから旅行する場合は必ず最新の時刻表をご覧ください。

郡山駅の乗り換えは、跨線橋を渡った覚えがあります。福島駅では、福島行の車両がそのまま仙台行の快速列車になりました。このような車両運用の細かい情報は時刻表には書かれていませんので、自分で調べる努力が必要になります。(知らなくても車掌による放送があるので、問題はありません。)昼食は仙台シティラビットの車内でおにぎりを食べました。宮城県に入ると、槻木駅で阿武隈急行線、岩沼駅で常磐線、名取駅で仙台空港アクセス線、長町駅で仙台市地下鉄南北線というように乗換え路線が増えます。仙台駅が近づくと乗客が急激に増えるので、車内で食事をする場合は福島県内で済ませる、大きな荷物は棚の上に置く、といったマナーを意識しました。

仙台駅の近くにあるAER(アエル)の31階に、展望テラスがあります。仙台駅の新幹線ホームはもちろん、遠くの景色もよく見渡せるのでオススメ。仙台駅から松島海岸駅へ行く場合、多くの人は仙石線で行くと思います。このときは、少し前に高城町行の電車が発車してしまいました。こんなときでも、決してあきらめないでください。仙石東北ラインで高城町へ行くと、あおば通行に乗換えられるではありませんか!こうして私たちは松島海岸駅へたどりついたのです。もちろん、仙石東北ラインに乗ってみたかったという気持ちもありましたけどね。東北本線から仙石線への分岐点(松島駅構内扱い)で一旦停車というのは、現在は行われていないはずです。

時刻は17時を過ぎており、一般的な観光をするには不適な時間帯。よし、高台へ移転した野蒜駅へ行こうということになりました。仙石線は海沿いを走っている区間が多く、東日本大震災では駅や車両が津波の被害に遭いました。仙台から小牛田経由のノンストップ快速が運転されていた時期もありましたが、2015年5月30日、高城町-陸前小野 間を高台に移転するという形で復旧が完了し、全線で運転が再開されました。私は、それから2年余りたった頃の景色を見たことになります。新駅舎はバリアフリーになっており素敵でしたが、「わぁすごい」という感情ではなく、言葉に表せない不思議な感覚でした。高台から長い階段を降りると、そこには放置されていた街があるからです。(再建された住宅もわずかにありましたが、妙に静けさがありました。)震災以前の賑やかな夏の野蒜駅はどんな様子だったのだろうか。私の中で、もう一度訪れたいリストのうちの1つです。

この時期、仙台駅の在来線地上ホーム発車メロディは全番線「すずめ踊り」でした。あぁ懐かしい。仙山線は、仙台市青葉区の愛子駅で折り返す列車が多いので、山形行の時刻を必ず確認しましょう。「愛子より先Suicaがご利用いただける駅は、作並、山寺、山形のみとなります。」車掌さんはこんなことを言っていました。羽前千歳駅より先は奥羽本線に入りますが、奥羽本線・山形新幹線と線路の幅が異なるため単線並列となっています。弁当を食べた霞城公園は桜の名所だそうなので、春にも行ってみたいものです。

この時の旅では奥羽本線を北上しただけですが、途中の新庄駅は陸羽西線(奥の細道最上川ライン)や陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)も乗り入れるターミナル駅です。小牛田から余目、といった旅もありですね。新庄駅から先は、701系に153分乗り続けました。明るい時間帯であれば、十文字駅や大曲駅などで途中下車を挟むと旅行の楽しさが増えると思います。ただし、列車の本数にはくれぐれもお気をつけください。皆で鍋を囲むというのは、集団ならではの楽しみ方です。せっかくの旅行ですから、地元の食材も食べましょう!

最後の最後まで読んでいただいた皆様には、心から感謝いたします。鉄道旅行の楽しさや震災による鉄道への影響について、1つでも印象に残ることがあれば幸いです。

石和ってどんな人?という方は、「石和です」などと書かれた過去の記事をご覧ください。
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