EF60は、国鉄新型電気機関車でありながら非力なため最高速度が低く、貨物列車の高速化に対応できず、製造後わずか20年でほぼ余剰車となってしまいました。
1985年には、定期運用は高崎第二機関区のみとなっていました。
ちょうどこの頃、竜華機関区所属のEF15、ED60の老朽化による置き換えとして、余剰となっていたEF60に白羽の矢が立ち、1985年にEF60が配属されました。
1986.1.15 2961レ EF60-85 阪和線・長滝ー新家
重連総括機能のないEF60ですが、重連運用となっていました。
関西ではもう見る事ができないと思っていたEF60の復活劇です。
EF60が竜華機関区に配属された頃の写真です。
1985.8.17 EF60-91,92とEF58-39 竜華機関区
EF58-39号機もこの頃はまだ現役で、阪和線・紀勢本線の普通列車運用を担当していました。
しかし、新天地での活躍も束の間でした。
1986年11月のダイヤ改正で、阪和線・紀勢本線の貨物運用が廃止され、竜華機関区のEF60は再び余剰車となり引退しました。