別府鉄道-16(別府港駅 何気ない朝) | ブログ 鉄ビタ京都

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別府鉄道-16(別府港駅 何気ない朝)

 

ステイホーム。ちょっと欲求不満と言うか、飽きてきたと言うか。でも医療関係者の方々、また色々と携わって頂いている方々のことを思うと、贅沢は敵。発症数も理由はともかく少なくなってきていることも事実。ここまで来たのですから、趣味を出来ることだけでも感謝です。

 

ともあれネタも無いので、ステイホームで古いフィルム探索。久々に別府鉄道の風景だけ。

朝6時前だったでしょうか。廃止が決定した前年、昭和58年の落ち葉が落ちた頃だったと思います。まだ職員以外誰もいない別府鉄道、別府港駅構内を見学。(事前にアポ承諾頂いています)

 

レンガの床。トタン屋根。木製の銘板。あらゆる物が木製品。テーブルの上はガラスの灰皿でしょうか。

 

木製サッシに薄い波打った板ガラス。そしてLEDなんて無く、白熱電球に虫が戯れていたのも今は昔。

 

いい風景ですね。屋根の支えも凄く長く、それを微妙なバランスで支えていたんですね。また今は見る事さえも皆無になった構内転轍機。ワイヤーや鉄管で上手く出来ていると感心したもんです。後方の日通色のトラック形式も懐かしいですね。

 

貨物。手小荷物。

 

旅客のみの野口線は4往復。貨物主体の土山線は2往復。手書きの運賃表も、見やすく美しく整った文字。今なら表彰物ですよ。

いい時代でした。(こう言うフレーズ、過去はNGと言っていたNG私。ですが今は自分が使う。それも美化や昇華していますよね。スミマセン)

 

スチールの波板トタンに、雨樋。転々と流れ流れ着任し活躍する古いディーゼル、多彩な2軸貨車たち。

 

何気ない風景。それも今、何気ないどころか見る事さえ出来なくなりました。

よくこの様なシーンにお金も無い頃に貴重なフィルムを使ったと思います。何か魅力があったのかな?

 

別府鉄道、別府港駅。2軸の貨車が居る何気ない風景。もう模型の世界になってしまいましたね。