Kさん撮影:実に久々の地元鉄 東急田園都市線 8500系06編成 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

今日が連休最終日の方もいらっしゃったと思います。引き続き外出自粛が続きますが、あと少しでトンネルを抜けそうな予感がしてきました。

あくまでも個人の感想です(^^) 

※TAKAさん情報で今朝5時の「昭和のSL映像館」観ました! いきなり鹿工式切り取りデフのC6113とデフの下部切り欠きのD52が出てきたんですが、何番だったか忘れたので調べたらD52333だとわかりました。後期には門デフになったそうです。とまた早朝からマニアックな方向に走ってしまいました(笑)

 

さて、今日はKさんの日です。散歩がてら家の近所で撮影したとのことです。掘り鉄ではなく久しぶりの新作です。  代理投稿by D51338^_^

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Kです。4月8日の緊急事態宣言発効をもって完全テレワーク&堀り鉄体制に突入してから、早や1ケ月が経過しました。そんな中、体調維持のためご近所散歩をしていただけのつもりなのですが、意外な成果?が上がってしまいました。ゴールデンウィークも今日で完全におしまいになりますが、掘り鉄も1回だけお休みして新作をお届けしますのでご笑覧ください。

今まで登場したことのない路線と車種なので、ついつい説明が長くなってしまいますがご容赦くださいませ。

 

通勤電車に乗らなくなり家にいるようになってから、一番困るのは運動不足による体重増加と代謝の衰えです。そこでちょっとした買い物に行くときなど、散歩を兼ねて一駅先くらいまで歩くようにしています。ちょうど良い季節なので咲く花の移り変わりが楽しみ。早くもバラの花が見頃になっています。少し前には地元の農家さんから朝堀りのタケノコを買って美味しくいただいたこともありました。帰りは荷物があるので電車やバスに乗ることもありますが、D51338さんの乗車レポートのように昼間はどの電車もガラガラの状態です。

 

425日土曜日、そんな散歩の途中のことでした。地元の東急田園都市線、あざみ野-江田間の陸橋の上に、明らかに鉄ちゃんとおぼしきカメラマンが数名いるのに気がつきました。「密」な状態では全然ありませんでしたが、ただの通勤路線に数名とはただ事ではありません。

その中の一人、サラリーマンらしき格好の方に「何か珍しい車両でも来るのですか?」と声をかけて聞いてみると、「たぶん皆さん、8500系の06編成といって、前面表示の方向幕が残っている車両を撮りに来てると思います。」と教えてくれました。

 

その場は礼を言って通り過ぎたのですが、家に帰ったところ鉄な長男がちょうど来ていたので話をすると、早速ネットで検索して、06編成は現在東急(他線区を含む)に残る唯一の方向幕付き車両であること(=他の電車は全てLED表示となっている)、運用表が毎日更新されWebからその日の電車の所在がつかめること、私の自宅の最寄り(徒歩10分少々)の線路際の道路が結構ナイスな撮影地であること、などをあっという間に調べだしました。へぇ~、どれも全然知りませんでした(笑)。

 

当地に転居してきてから20年以上たちますが、私Kがステンレス車両ばかりの田園都市線にカメラを向けたことは過去にただ一度だけ、2012年に7200系ベースの検測車両が引退直前の走行をしたときのことでした。

06編成の引退の噂は2,3年前から時折り囁かれているようですが、確証はありませんが今度は本当かもしれないそうで。。。

といった次第で、その後朝起きてすぐ06編成の運用をチェックするようにしていたところ、、、

 

① 4月某日。午前8時半過ぎに自宅最寄撮影地を押上行き上り急行電車として通ることが判明。その後は回送電車で戻り夕方まで長津田の車庫で昼寝のようなので、ちょっと朝の散歩に行くことに。

上り電車だとトンネル飛び出しの撮影が定番なので素直に狙ってみました。以下まで、市が尾ー江田での撮影です(を除く)。

② ①の続き、顔のアップです。幕の地色は黒で視認性を良くしていますが、種別・行先・運用番号表示全て回転式の幕です!貫通扉の右上に「○K」のステッカーが貼ってありますが、これは保安装置装備の関係で東武線乗り入れ不可の車両を示す表示(通称「サークルK」編成)だそう。

運用が押上までの区間に限定されるので、平日朝夕ラッシュ時のみ登場することが多いようです。

③ ②の折返しの回送列車も、せっかくなので昼飯の調達ついでにと、わりと近くの某駅まで行きホーム端からドアップで撮影。

赤字の「回送 NOT IN SERVICE」幕が目立ってます。

④ その2日後。この日は押上-中央林間の各駅停車にほぼ終日充当される運用で、珍しく日中も走行シーンが見られます。そこで昼過ぎの散歩でカメラを持って行ってみました。①②とほぼ同じ場所ですが、下り電車だとちょうど全編成が入る立ち位置があり、これが狙いのアングルです。平時?は通勤で毎日乗っている大井町線直通の6000系で練習。準備OKです。

⑤ ところが肝心の850006編成は、上り電車に実に見事なタイミングで被られました。両方から電車が接近してきた時点でどうにもならないと察知したので、最初から反対を向いて構えトンネル方向の後追いで撮りました。

⑥ ⑤でおしまいにするつもりだったのですが、あまりに残念なので夕方5時半過ぎの下りの運用でリベンジすることに。こんどは車で駆けつけます。

昼とほぼ同じ位置に立って、練習は東京メトロ8000系。

この形式も1981(昭和56)年デビューのベテランで、2021年度から2年計画で後継車両に置き換えられるようです。

⑦ そして再び850006編成、こんどは各停中央林間行電車です。

夕方になり列車にはほとんど日が当たらない状態でしたが全編成10両をとらえることができ、リベンジは一応成功しました!

⑧⑨ 52日からの連休中は06編成は完全ステイホームでしたが、平日ダイヤになると活動再開。この日は4月某日と同じ運用に入ったので、①②の押上行急行の前の長津田行各停を、あざみ野-江田間で待ち構えることに。会社に出勤する日だと家を出て駅まで歩く時間に朝の散歩に出て、いつもの駅ではなく線路際に向かいます。

ここはかなりの望遠レンズ必須の場所なのですが、450mm相当で撮影し周囲を多少カットするとなかなかの雰囲気になりました。

⑩ ⑧⑨の前に練習で撮影した8500系電車の別編成。

登場は意外と古くまだ現役蒸機が走っていた1975(昭和50)年。

現在でも16編成以上が田園都市線の運用についていますが、8506編成以外はLEDによる行先種別表示。さらにほとんどがスカート装着車です。「サークルK」マークもついてないですね。

ところがこの写真を息子に送ったところ、8534編成は8500系唯一の、(正面だけでなく)側面に赤帯が入っている車両だとの返事。そんな微妙な差()があるレア物だとは全然知らず、赤帯に気づいてもいませんでした。

写真を見ると確かにステンレスが波打っているところに赤帯が入ってますね。

⑪ 最後にオマケ。③の移動のときに乗車した東京メトロ車両の中吊り広告。「攻めてる」と話題の作品です。写真は、なかなかダンディに撮れているダンディ坂野氏バージョンですが、小島よしお氏バージョンもあるそうです。

それにしても、現状ではオフピーク通勤しようにもピークがないじゃないかって突っ込まれそうですが、そんなこと想像もしませんでしたね。この電車も、窓を開けて中身の入換えをしながらほぼ空気を運んでいました。

 

以上です。次回からは掘り鉄に戻ります。