北斗星、カシオペアとして活躍していたEF510 | 鉄道と仙南のイベントの事を語るブログ

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おばんでございます。いつも、ブログへ「いいね」をくださいまして誠にありがとうございます。本日は、5月10日という事で、かつて寝台特急「北斗星」と「カシオペア」の牽引をしていたEF510の事をブログへ書いてまいります。

 

人気寝台列車「北斗星」が20年の時を迎えた、2008年、寝台列車にも明るい話題が飛び交う出来事がありました。その出来事が、人気寝台列車「北斗星」「カシオペア」にEF510が2010年の春から導入されるという話題でした。寝台特急「北斗星」、寝台特急「カシオペア」は、他の寝台特急「北斗星」、当時運行していた「はやぶさ」「富士」(2009年を以て廃止)、「北陸」(2010年に廃止)とは違って、移動手段というよりは、乗る事を目的とした列車であり、人気がありました。それには、個室寝台、食堂車が連結されている事や豪華列車である事にある。

 

 

「北斗星」「カシオペア」のEF510の導入には、牽引しているEF81の置き換えと、輸送障害といった輸送トラブルを防ぐ目的としての導入にあった。

 

それから1年が経ってから、JRの旅客鉄道としては、これまでに導入の実績は無かった新型の機関車、EF510(500番台)が1編成登場した。

その1編成(EF510-501)が、JR東日本(旅客鉄道)としては新型の機関車、第1号となりました。そして、2010年12月までに、「カシオペア」専用塗装の2編成を含めて15編成が導入され、寝台列車「北斗星」「カシオペア」をはじめ、常磐線の貨物列車の牽引としても使用されていた。

 

 

       北斗星塗装のEF510

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まずは、2010年6月から「カシオペア」としてデビューして、同年7月からは「北斗星」の牽引でデビュー(いずれも、上記の写真である「北斗星」塗装のEF510が牽引をした)となり、同年7月には「カシオペア」塗装の機関車(2編成)もデビューしました。そして、同年12月のダイヤ改正で常磐線の貨物の牽引も、EF81からEF510へと変更となり、完全に「北斗星」「カシオペア」、常磐貨物列車の牽引もEF510による牽引となった。

 

JR東日本でのEF510の活躍は長年続くかと思っていた矢先、JR東日本でのEF510の活躍は長くは続かなかった。次の2011年に東日本大震災が発生、その影響から常磐線も寸断となり、その翌年である2012年3月のダイヤ改正では、常磐線の貨物列車(取手以北の交流電化区間での運用)は1、震災前は12往復あったところ、わずかのみの運用となった。その影響が続き、2013年3月のダイヤ改正で常磐線の貨物列車から運用を離脱(JR東日本の機関車から、JR貨物の「金太郎」の牽引へと変更される)となり、余剰となった「北斗星」色の501~508と511の9編成がJR貨物(富山)へと転属となり、残る編成は「北斗星」「カシオペア」だけで使用されていた。だが、2015年には「北斗星」が運転を終了(3月で定期運用、8月で臨時列車としての運用が終了)となり、残っていた「北斗星」色の512~515の4編成がJR貨物へ、「カシオペア」の定期運行も2016年3月で運用が終了となり、残っていた「カシオペア」塗装の509と510の2編成も富山(貨物)へと転属となり、2016年3月までに全編成がJR東日本からJR貨物へと転属となった。

 

 

今現在では、「北斗星」、「カシオペア」を牽引していたEF510は、日本海側の貨物列車の牽引として活躍をしている。

 

JR東日本で活躍していたEF510は、「北斗星」、「カシオペア」、常磐線貨物列車としての牽引だけではなく、2011年8月の豪雨による「あけぼの」の迂回運転での牽引、2012年には水戸エリアから千葉エリアまでの「アンパンマントロッコ」の甲種輸送(貨物列車)として牽引をしたり、イベント列車の牽引では、2014年にJR東日本とDream5等の協力で運行された東日本大震災からの復興としての「みちのくSLギャラクシー」として「SL銀河」の客車(気動車)を牽引したりという実績がある。

 

 

ちなみに、写真のEF510は、SLギャラクシー号として運行された時のもの。