本日は大阪市営地下鉄(現Osaka Metro)四つ橋線開業(1942年)や西鉄2000形(1973年)がデビューした日ですが、今回は関空快速・紀州路快速で主に活躍するJR阪和線の223系2500番台について紹介させていただきます。
西鉄2000形は特急用電車として、1973年5月10日にデビューした2ドア転換クロスシートの車両で、6両編成6本の計36両製造、2010年10月17日の団体列車で引退しました。
四つ橋線は、西梅田駅と住之江公園駅を結ぶ11駅11.4kmの地下鉄路線で、1942年5月10日の大国町駅~花園町駅間開業当時は1両編成で運転されました。

では、本題に入ります。
1999年5月10日に、JR阪和線で運行開始した「紀州路快速」の登場と同時に、JR西日本223系2500番台の営業運転が開始しました。
紀州路快速は、天王寺駅から大阪環状線を経由して和歌山駅や御坊駅を乗り換え無しで結ぶ快速列車です(一部列車は日根野駅まで関空快速と併結)
223系2000番台をベースに、阪和線用の2500番台が、1999年(1次車)・2007年(2次車)・2008年(3次車 / 上写真)に合計72両製造されました。
223系2000番台
113系(上写真)や103系が大半を占めていた阪和線に223系2500番台は新しい風を吹き込んだ
103系
1993年から1994年にかけて製造された223系0番台(上写真)から前面デザインが大幅に変わった
1次車は1999年の紀州路快速運転開始による0番台の編成組み替え時に、先頭車4両が不足したため、川崎重工でクモハ223とクハ222が各2両新規製造されました。(写真は2次車)
2007年3月のダイヤ改正で223系の運用を増加させるため、全編成が新車の2500番台2次車が、5両編成と3両編成各1本・計8両が川崎重工で製造され、2007年2月5日から運用を開始。
2008年3月15日ダイヤ改正に合わせて、日根野電車区所属車の増車と既存の5両・3両編成の4両化のため、2000番台5次車をベースに3次車が近畿車輛で60両製造され、2008年3月14日から営業運転を開始。
2010年から225系5000番台(116両)の製造にシフトされ、さらに2016年から225系5100番台(122両)の増備が進むと、223系2500番台の存在が少し薄く・・・
2019年からはリニューアル工事が開始となり、車体前面・側面の種別表示器・行先表示器がセレクトカラー表示器に交換されたほか、車内照明のLED化、内装・床材が225系に準じたデザインのものへ順次変更されています。(車内写真は225系5100番台)

登場から20年以上経過し、リニューアル工事の時期を迎えてしまいましたが、これからも関空・和歌山へのアクセス列車として長く活躍して欲しいと思います。


今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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