日本の20世紀遺産を旅する Ⅲ 矢岳越え | 白い帆と蒸気

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鉄道、ほぼほぼ蒸気機関車の記事を中心に時折ヨットの記事も交えて紹介していく予定です。よろしくお願いします。

肥薩線のクライマックスです。

 

吉松からひたすら上り勾配が続き、いくつものトンネルをくぐって到着したのが真幸駅です。

矢岳越えにはスイッチバックが2か所あります。

その一つがここです。

ホームから矢岳に向け登っていく築堤を見ることができます。

ホームにある鐘を鳴らすのを失念しました💦

次回こそは!

運転手さんが後ろの運転席に向かい、引き込み線へ

今度は前に移動していよいよ矢岳に向け出発進行です

 

築堤から見た真幸駅構内です。

桜が満開でした。

 

さあ、待ちに待った日本三大車窓のひとつ 矢岳越えです。

天気が良ければ霧島連山に桜島まで見ることができます。

書き忘れましたが、この列車の乗客は皆進行方向右側に座っています。 皆さんよく知ってますね。

 

昨年長野に出張した時に篠ノ井線の姨捨の景色を見て、もう一つの現存する矢岳の風景を見たくて1年越しの想いが叶いました。

このために、当初26-28日だった計画をお天気優先で28-29日に急遽変更して来たのです。

 

普通列車ではありますが、一つ手前のトンネルをでた辺りから最徐行に!! 眼下に素晴らしい景色が広がります♪

空はほとんど快晴なのに霧島連山には雲が💦 桜島も隠れたままです。

今回は70点かな

次の楽しみができたというものです。

この景色を見たのち、矢岳トンネルを抜けると峠の駅 矢岳に到着です。

 

停車時間が短いので、前日の夕方の写真を紹介します。

矢岳越え区間に走る普通列車は1日1往復。

下り列車を矢岳で撮影できました。

駅舎も嘉例川駅に劣らず風情があります。

峠の駅にはD51が保存されています。

日本で一番と言われる重装備が難所矢岳を越えていたD51の勲章ですね。

 

矢岳駅周囲には予想外に多くの民家がありました。

ここは以前は学校だったようです。

桜が綺麗ですね。 

 

キハはここからは急勾配を軽快に下ってゆきます。

その途中、大畑駅と構内の桜が見えるポイントがあります。

いさぶろう・しんぺい号はここで一旦止まるようです。ここからループを回ってあそこまで降りていきます。

大畑駅のつかの間の停車時間に桜と一緒に1枚

念願の矢岳越えを経験して満足感たっぷりでMさんが待つ人吉駅へと山を下っていきました。

この体験ができたのはMさんのおかげです。

ありがとうございました。次回もよろしくお願いします♪

 

これにて日本の20世紀遺産の旅はおしまいです。

明日からどうしましょうかね