5月6日を以て、札沼線の北海道医療大学~新十津川の運輸営業を正式に終了したのですが、それから一夜明けた5月7日(つまり廃線初日)、新たな終着駅となった北海道医療大学駅へ行ってみる事にしました。

 

仕事を終えた私はこの日の夕方、札幌のお隣、当別町へマイカーを走らせました。本来はJRで行くべきなのでしょうが、コロナ騒動以前は『定期代並み』に乗りテツにおカネを掛けていた事もあり、今回ばかりは御赦し頂けたらと…。そのうち、またJR北海道にたっぷりと『お布施』する事になると思うので。

 

医療大駅に行く前に、その先にあった『北5号道路踏切』に立ち寄る事に。

当然、踏切警報器の灯具と遮断桿は撤去済みでした。

 

 

 

そして線路には『立入禁止』の柵が…。

かつてはここまでの措置は行わず、『ここは列車は通りません』的な看板が立てられていたものでしたが、廃線跡歩きが一般的に知られるようになってからは柵を設置して危険防止のための立入禁止を明確化するようになりました。

写真2点は新十津川方を見たもの。

 

 

 

コチラは桑園方を見たもの。

当然立入禁止の柵が建てられていますが、その先、ちょうど29キロポスト地点に車止めが設置されていました。

 

 

 

さてコチラは踏切から架線柱を見たもの。

電化区間の終点ではありますが、架線自体は駅の少し先であるこの踏切を過ぎた地点まで張られており、過走余裕を見越していたのでしょうが、車止めより先にあるのでいずれ撤去される事になるかと。

 

 

 

そして、医療大駅へ移動します。

 

 

 

当駅以北廃線後の代替バス『月形当別線』停留所。

元々町内のコミュニティバス『ふれバ』を運行していた下段モータースによる運行。奥に停車中のバス(日野ポンチョ)は『ふれバ』用の車両で、鉄道代替バスは専用デザインの同型車を使用しています。

 

 

 

気動車列車の廃止に伴い、一部の札幌~石狩当別の列車を当駅発着に延長運転する措置が取られたため、その旨を知らせる掲示が駅舎内に貼られていました。

 

 

 

気動車列車が発着していた1番線ホーム。

なんと、ワンマンカ―乗車口の看板がまだ残っていました。但し、そのステーに取り付けられていた安全確認用のミラーは撤去されましたが。

 

 

 

1番ホームの駅名板も、真新しいモノに交換されていました。

下写真は私が最後に非電化区間を乗車した4月10日に撮影したモノ。

 

 

 

1番線のレールですが、行き止まりとなったため列車が通過しなくなった部分の踏面には錆が出てきました…。

 

 

 

コチラは4月10日に廃線区間最後の乗車をした後で、新十津川から5426Dで石狩当別へ戻り、その折返しである浦臼行5427Dで当駅に下車した時に、発車後の列車を後追い撮影したモノです。

 

 

 

それから約4週間後。

ホームの少し先には車止めが設置され、もう列車が走らないという現実…。

 

 

 

ほぼ同じ位置から縦撮り。

4月10日の写真と比較して、架線終端標識が車止めの少し手前に移動されており、その先の架線には絶縁碍子が取り付けられています。そして新十津川方面への出発信号機は横に向けられていました。

この後、どのように変化していくのでしょうか…。

 

 

今回は取り急ぎ、札沼線の新たな終着駅となった初日をレポートしてみました。

いちおう私もツイッターのアカウントを持っていて、この時の事をツイートしてみたら、かなり多くのいいねとリツイートがあり、思わぬ反響に私もビックリしています。ちなみに架線終端の件はツイッターユーザーさんの方からご指摘を頂きました。多数のいいね&RTも含めて、この場をお借りしてお礼申し上げます。