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ここからは、各編成ごとの編成形態について解説していく。これが可能なのは阪急2200系・6000系・7000系の各先頭車ユニット(6000編成で有ればc#6000とc#6100の組み合わせ)における組み換えが発生していないためである。

【注意事項】
電動車ユニットの表示扱い
M-M‘(例:c#7605-c#7505):「MM’7605」と表記
※上記に当てはまらない場合、もしくはユニットを組む車両番号が異なる場合はそのまま表記


[2両編成]
6721B2DB-AAAD-4A27-9151-9DE604132EAF
2R-2M:7005F・6016F
2M編成は「6000形-6100形」または「7000形-7100形」で組成された編成であり、元は6000系(20番台)と7000系(7025F・7026F)の基本編成として製造された。現存する編成はいずれも「他編成に中間車を抜き取られた」車両で構成されており、中間車は現在
7005編成(8R):中間電動車は7090F、中間付随車は7020F・能勢7202Fに組み込み
6016編成(4R):中間付随車は6025F・6026Fに組み込み
と半ば「一家離散」といった感じで様々な編成に組み入れられている。

2R-1M:7030F・7032F〜7037F
1M編成は、「7000形-7150形」で組成された編成となっており、7000系(30番台)の基本編成である。
この組成パターンは以後の増結編成における基本的な組成パターンとなり、8000・8300系列(30・40・200・330番台)でもこの方式が踏襲された。

[3両編成]
51989B46-FB49-4078-96EF-2D8B4731B295
3R:6010F・6020F〜6023F・6025F(N)・6026F
3両編成はいずれも「6000形-6550形-6100形」で構成されており、6010編成以外は2両編成だったところに他編成から中間付随車を編入したグループである。各中間車の由来編成は、
6010編成(製造時6R):6010F 
6020編成:6010F
6021編成・6022F・6023編成:6007F 
6025編成・6026編成:6016F 
となっている。
(N)の記号が付いている6025編成はワンマン運転用の装備を持たない編成で、普段は6026編成(ワンマン運転予備車)と6両を組成している。 6026編成の正雀入場時・代走時は西宮車庫で休車となっているが、他の3両編成がなんらかの理由で運用を離脱した場合には車掌を乗せて運用に入ることもある。

[4両編成]
C232AED7-FBAB-456E-A44E-E76D2D0D1153
A75DF9BB-F40F-4C09-993B-712BEADDB103
{6000形-6550形-6550形-6100形・7000形-7550形-7550形-7100形}
4R-1:6024F・7024F
この組成は6016編成と7024編成の製造時に生まれたグループで。現在は6024編成が箕面線において使用されているほか、7024編成は8000系(40番台)2編成と併結して宝塚線の運用に入っている。
6024編成の中間車:6014F
7024編成の中間車:7014F(本来の中間車は7027F組込)

{6000形-6500形-6750形-6100形*}
4R-2:6014F
6000編成のc#6600を車体更新に向けた状態検査(この車両はその後2011年に廃車解体済)で編成から抜いた際に代車としてc#6614を6000編成に転用した。その際にc#6760を組み込んで4連化したのがこの編成である。それ以来c#6114は暫定Tc車の扱いとなっている。

{6000形-6500形-6690形-6150形}
4R-3:6004F・6008F・6012F
このグループは8両編成を伊丹線に転用した際に中間付随車をすべで脱車、伊丹方の電動車を電装解除した車両で構成されている。このグループに属している6690形はパンタグラフ1基、6150形はMG・CPをそれぞれ残しており4両に対して3基あるパンタグラフが特徴となっています。中間付随車はどうなったのかというと、
6004F:全車廃車
6008F:2両廃車、2両休車
6012F:6750形2両廃車、6550形2両は能勢7201Fに編入

{7000形-7590形-7600形-7150形}
4R-4:7031F
6050編成(現7090編成)の4連化で余った7016編成由来の中間電動車を7031編成に組み込んだことにより登場した箕面線用の編成。暫定T車化したc#7516を2020年の検査入場時に7550形(90番台)に編入した。

{7200形-7230形-7280形-7250形}
4R-5:7200F・7201F
4R-6:7202F
能勢電鉄7200系の基本編成パターン。編成ごとに多少の差異が発生しているが、ここでは種車の組み合わせ(4R-5は先頭車が7000系アルミ車・中間車が6000系鋼製車、4R-6は先頭車が7000系アルミ車・中間車が7000系鋼製車)で区別している。なお、形態4R-6は実車が未完成(これから改造に入る)のため現状では『推定』である。

{7090形-7600形-7500形-7190形}
4R-7:7090F
2019年に当時の6050編成は7005編成由来の中間付随車と7016編成由来の中間電動車を編成から抜いて4両編成となった。中間付随車は7026編成(能勢7202編成)に、中間電動車は7031編成にそれぞれ組み込まれ先頭車は7000系に編入された。現在は7005編成と併結した状態で今津線の運用に入っている。

次回は6両編成と8両編成について、これが意外とややこしかった・・・ 

もくじ


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