広島駅周辺の広電電車 2020-4 -②
コロナ禍で今年は桜を観ることはないかなぁと思っていたりしたのですが、意外と長期間咲いていたので、写真に撮ることができました。
冒頭の2枚は、猿猴橋側から荒神橋を渡り終えた、GMとMAXを撮りました。
的場町から猿猴橋町を通って広島駅前へ達する、広電開業以来のこの区間は、数年後には廃線となります。
流れる河川は猿猴川で、猿猴橋町側の川沿を歩いて、荒神橋までやって来ました。
猿猴橋は1912(大正1)年の広島電気軌道開通に伴って、単線の電車専用木橋として架橋されました。
約27年間、鉄道橋として使われてきましたが、広島市内の道路整備計画によって1939(昭和14)年に、現在の道路併用橋に架け替えられました。
ゲルバート式鉄筋コンクリート橋として架橋された荒神橋は、人類史上初の核攻撃にも耐え、補修保全されながら現在も使用され続け。
1943(昭和18)年に施行された金属類回収令に従って全て軍事提供され、本来は美しく装飾されていた親柱は欄干どもども、1945年(昭和20)の原子爆弾による熱波被害のみを伝える姿となっています。
荒神橋は架橋から約108年、現在の橋となってから約81年、電車のために架けられた橋からあとしばらくで、線路も電車もいなくなります。
近くにマツダスタジアムが完成して11年、被爆橋梁の1つである荒神橋の、電車がいなくなった後の整備に注目が集ります。
さて、その荒神橋を渡りながら電車を撮って、対岸の的場町へと着きました。
的場町側の護岸を歩いて再び猿猴橋へ戻り、今度は橋上から荒神橋を渡る電車を撮ってみました。
海が近いので潮の干満に左右される広島市内の川の水位ですが、ちょうど干潮だったので水が少ないのが、少し残念だったりします。
川面に伸びる桜と電車・・・・来年はコロナウィルスも落ち着いていると思うので、潮汐のタイミングを観てもう1度です。
さて、写真の順番がテレコなのですが、荒神橋の桜をアップ気味に電車と合わせてみました。
桜の気節もとうに終り、ゴールデンウィークも終ろうとしていますが、緊急事態宣言は幾分か緩和の兆しを感じるものの、全体的には1ヶ月程度の延長ということで。
感染係数は1を切っているので、収束に向けて加速させたいということでしょうし、客観的に考えれば妥当なところでしょう。
ラストの2枚は2009(平成21)年10月に撮った写真で、2000型引退までの1週間を追っかけした時のものです。
冒頭の"猿猴橋側から荒神橋を渡り終えた"場所と"猿猴橋上から荒神橋を渡る電車"と、ほぼ同じ場所です。
連接車ではなく2両連結だった2000型の、流線形の美しい連結面を意識して撮っていますが、やっぱり干潮だったんだぁと、今回あらためて思いました。
▼本日限定!ブログスタンプ
鯉のぼり、飾った?
今日はこどもの日かぁ。
伝統行事としては端午の節句=菖蒲の節供ですよね。
さてさて、話しは変わるのですが、今年はハッブル宇宙望遠鏡が30周年を迎えたらしく、NASAは記念に写真をくれるそうです。
もらえる写真は『あなたの誕生日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星の写真』だそうで、私も自分の誕生日を入力してみました。
すると赤外線撮影された銀河の中心を捉えた画像が出て来ました。
ブラックホールによる超重力の影響で、科学技術が進歩しても、絶対にたどり着けない宇宙。
NASAのホームページの解説を引用してみました。
ただ、スマホが自動翻訳したものですけど。
『このNASAハッブル宇宙望遠鏡の赤外線画像は、これまで銀河中心の最も鋭い調査を表しています。
これは、中央の300 × 115光年を中心に渦巻く、高温のイオン化ガスの複雑な構造における新しい大規模星団の詳細を明らかにします。
この広大な赤外線パノラマは、他の銀河でしばしば起こる、激しい核領域で大規模な星がどのようにして、それらの環境に影響を与えるかについて、科学的かつ論理的な考察を提供します。
赤外線モザイクは、ハッブルの近赤外線カメラとマルチオブジェクト分光計(NICMOS)で撮影されました。
銀河のコアは、赤外光が透過できる塵の雲によって、可視光は不明瞭になります。
新しいNICMOSデータは、イオン化された水素ガスと多数の星からの輝きを示し、地域全体に分布するこれらの巨大な星の数を示しています。
新しい発見は、質量星が"銀河中心にある質量星の3つの既知のクラスター(中央クラスター、アーチクラスター、および5連星クラスターとして知られている)"の1つに限定されていないことを確認していることです。
これらの3つのクラスターは、NICMOS画像内の明るく重い星の密集として容易に見られます。
分散した星は孤立して形成されているか、強い重力の潮汐力によって破壊された星団に由来している可能性があります。
これらの星からの重力風と放射は、コアに見られる複雑な構造を形成し、場合によっては、新世代の星が生まれるきっかけとなる可能性があります。
左上では、イオン化ガスの大きな弧が、興味深く組織化された線形フィラメントの配列に分解され、局所的に強い磁場の影響の重要な役割を示しています。
左下の領域は、五重星団の熱くて重い星からの風によって、その形状が彫刻されたガスの柱を示しています。
画像の中心では、銀河の中心にある超大質量ブラックホールを取り囲むイオン化ガスは、核周縁のほこりっぽい内管型トーラス内に埋め込まれた明るい渦巻きに閉じ込められます』
尚、パノラマ写真の場合は地球を周回しつつ、複数回撮影されるので、私と違う誕生日の人でも、同じ写真が出て来る場合があるようです。
ちなみに5月5日でも、同じこの写真が出てきます。
写真は無料なので、何度でも・・・・最多で366回ほど検索できますが、せっかくの好意に"ありがたみがなくなる"ような行為は、慎みましよまう。
UPした画像は、NASAのHP画面、そして戴いた写真と、赤外線を外して私が色補正した写真ですが、解説の通り可視光ではないので色補正すると、フィラメントは見えなくなってしまいますね。
今日はこどもの日 なので、子どもたちや家族の誕生日の写真をプリントして、プレゼントするのも嬉しいかも知れませんね。
期間限定ですがリンクを貼りましたので、興味のある方は、NASAのアイコンをクリックしてみて下さい。
ちなみに鯉のぼりは、飾ってません。
では。