土井(どい)に社宮司社(しゃぐうじしゃ)っていうかわったなまえの神社があるっておもったら、また東浅井(ひがしあざい)にも社宮司社があることをしって、いってきた。
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県道幸田石井線(こうだいしいせん)と県道熊味岡崎線(くまみおかざきせん)のまじわる東浅井町(ひがしあざいちょう)交差点からすぐ西北、東浅井公民館のわきをぬけておくにはいっていく。
急こうばいのさかみちをあがった正面に、まあたらしいとりい。
境内はこやまのうえ。まあたらしい社殿におまいり。拝殿、わたり殿、本殿がほとんど一体。わたり殿はごくみじかい。拝殿、本殿ともかわらぶき、つまいり。
拝殿みぎの社宮司社造営記念碑をかくにん。
「新築たてかえ。旧社殿は江戸時代に造営された。天保*1、嘉永*2、明治*3、大正*4、昭和*5、平成*6って維持されてきた。経年の風雨によりいたみがひどくなる。2005年2月、神社建設準備委員会が発足。氏子60戸。総事業費1億2千万円。2009年11月むいか、遷座祭。なのか、竣工祭と稚児行列。ようか、奉祝祭。宮司浅井俊一」っていう主旨のことがかいてある。
いや~、まあたらしいはずだ。まんだ11年まえに完成したばっかりの社殿なだ。60戸で1億2千万円。単純平均で1戸あたり200万円。さぞかしたいへんなことだっただらあな。
ひがしに中島(なかじま)のまちと、ほのむこうの羽角山(はすみやま)がみえる。きもちいいな。
にしはいくつかのこやまをふくむ丘陵地帯で、とちゅうから西浅井(にしあざい)の区域になる。西三河平野のなかにあって、この丘陵地帯はめずらしい。
さいごに由緒がきをかくにん。祭神は、たかみむすびのかみ、かみむすびのかみ、たけはやすさのおのみこと、さるたひこのかみの4人。太古、あさひがかがやくやまっていうことからこのこやまを浅香山、この地を阿佐賀皆とか朝伊とかいったとのこと。いや、まさにあさひがかがやくやまってのはぴったりだ。地名は、「あさがい」、「あさい」からいまの「あざい」になっただ。ほいから、さるたひこのかみ夫妻がみそぎをおこなったとこもあるってかいてある。4人のなかで、さるたひこのかみがいちばんかかわりがあるみたいだ。さらに、このこやまには、あめのうずめのみことのおしえによって無類のしみずのわきでるいどがあって、ほのしみずによって美田がひらかれて、ほの神徳をたてまつってこの神社をあがめまつったとのこと。みそぎにしみず。こやまのてっぺんにある神社なだけど、みずにかかわりがふかいだ。
おまいりと見学をおえて、こやまをおりる。
〔2020年4月27日訪問〕
(さんこう)
- 東浅井の社宮司社の由緒がき - 2020年4月27日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2020/05/03
- 土井の社宮司社(しゃぐうじしゃ) - あきひこゆめてつどう|2020/04/23
- あざいのやま - あきひこのいいたいほうだい|2017/05/08
- あんじょうから小川橋をわたって矢作川をこえて、ほのままたんぼんなかを東南方向にすすんだみぎがわに浅井(あざい)っていうとこがある。まっとまっすぐいくと、中島のまちをぬけて、中島橋をわたって広田川をこえて、おかをあがってデンソー西尾製作所へとつながる。
- あんじょうから中島橋をわたるまでは、ずーっと田園風景がひろがる。おたうえまつりで有名な六ツ美の悠紀斎田(ゆきさいでん)も中島にある。矢作川の右岸も左岸もこんなにまったいらな地形なのに、どういうわけか浅井にはやまがある。浅井のむら自体は平地にあるだけど、むらにとなりあわせてやまがあるだ。いったいほこになにがあるのか。いっかいいってみたかったこのやまに、ついにいく機会をえた。中島橋東南にある我流っていう讃岐うどんのみせでカルボナーラ雑炊にしたつづみをうったあと、浅井のやまによった。