こんばんは。
今日はED75機番シリーズの第72回、1026号機です。
P型1000番台後期型の1両で、高速貨物牽引で活躍が目立ちましたが、ちょっと変わった部分もあった機関車です。
ED75 1026[青] 1973年落成 → [盛] 1986年~
盛岡所属で国鉄民営化を迎え、JR貨物へ継承されます。
最初の撮影はこの1枚でした。1000番台らしく重連高速貨物の先頭で行きます。
機関車次位には青い車掌室にコンテナ3個搭載の貨車が繋がっていることから、コキ10000系の編成と思われます。レアな存在ながら、この頃はまだ見られたと記憶しています。
1989/08 東北本線(特記以外以下同様) 白坂-豊原 3058レ
よく通った宮城蔵王バックのポイントにて。1000番台同士の重連です。
1990/03 東白石-北白川 4085レ
トラックを載せて走るピギーバック輸送が設定されていた3051レを牽引して行きます。これもP型1000番台の重連、スカート切り欠きが両端ギリギリまであるので、次位機もP型と分かります。
この時は急行八甲田で一ノ関に着いて、客レ始発まで暇なので徒歩で平泉方面へ..その途中で撮影した1枚です。
1990/05 一ノ関-山ノ目 3051レ
この1026号機、私が出会うのはとにかく重連高速貨物牽引の姿が多かったです。
この写真からよくわかりますが、上り方のKE77ジャンパ開放栓が撤去されています。赤いボディー下方の四角いプレートが撤去跡と思われます。101号機~の一般型はみな撤去されていましたが、1000番台ではこの機関車以外記憶がありません。”ちょっと変わってる”はこの部分です。一般型に比べてプレートが分厚く見え、左端には何か縦方向の”棒”が付いている?のも見られます。
1990/08 久田野-白河 3052レ
同じ日の下り返し運用です。前写真の列車を見て、返しの前ソはパンダガマであることが予想できたので、連結面流しをやっています(笑)。”2-6 郡山工”の検査表記が見られます。全検上がり2か月ほどの姿でした。まだパンタの銀色も残っています。
1990/08 豊原-白坂 3055レ
1月の羅漢踏切、陽が上りきらない朝早くの撮影でしたが、白河の街並みと那須連山を望む、雰囲気の景色でした。
1994/01 白河-久田野 3081レ
朝の六原駅に到着、この駅で一部貨車解結の入換タイムがあったと思います。
オリジナルの国鉄色で車扱貨物を牽引する姿はこの1枚が唯一になりました。
1995/06 六原駅 5671レ
97年1月に更新工事を受けて”白ガマ”になります。郡山工場施工と思われ、白Hゴムに銀パンは堅持しました。上り方KE77開放栓撤去跡もそのまま白塗装されています。やはりP型重連で高速貨物を牽引・・
1997/03 北白川-東白石 3062レ
白ガマになった後も珍しかった車扱タンク車を牽引する姿です。
1998/11 白坂-新白河 6179レ
2000年には盛岡機関区廃止で[長]所属となりました。冬の夕方、得意の後追い、何か印象深い景色でした。対向の701系は電柱串刺しになっちゃいましたが(笑)。
2001/02 花巻空港-石鳥谷 3077レ
この時は、豊原の駅からたまには南側へ行ってみようと、ウロウロと迷い込んで撮影したと記憶しています。やはりP型重連..
2002/03 豊原-黒田原 3052レ
再び全検を通ったものと思われます。今度は土崎工場施工と思われ、黒Hゴムになっています。
今頃の季節の撮影です。
2003/05 金谷川-松川 2076レ
追記 土崎ではなく、大宮工場施工だったようです。訂正します。失礼しました。
奥羽線の運用にも入りました。春を迎えた鶴ヶ坂にて。冬季の積雪が相当だったことを伺わせます。
ボディー側面にあった”電暖表示灯”が、おそらく全検時に撤去されたのも分かります。
2006/03 奥羽本線 鶴ヶ坂駅 2073レ
白坂を行く重連高速貨物、これが最後の撮影になりました。
2007/03 豊原-白坂 3083レ
1026号機は2008年に廃車になっています。
巡り合わせなんでしょうけど、重連高速貨物牽引の撮影が非常に多かった機関車でした。
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