羽沢横浜国大駅【東京都】(相鉄新横浜線、相鉄・JR直通線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市神奈川区西部の住宅地に位置する相鉄新横浜線、相鉄・JR直通線の接続駅で、近くには駅名の由来となった横浜国立大学常盤台キャンパスや貨物駅の横浜羽沢駅がある、
羽沢横浜国大駅 (はざわよこはまこくだいえき。Hazawa yokohama-kokudai Station) 

です。
 
 
駅名
羽沢横浜国大駅 (相模鉄道の管理駅。駅番号は両社共通の SO 51)
 
所在地
神奈川県横浜市神奈川区
 
乗車可能路線・系統
相模鉄道:相鉄新横浜線 (西谷方面)
JR東日本:相鉄・JR直通線 (新宿方面。正式には東海道本線支線【東海道貨物線】
 
隣の駅
相鉄新横浜線
西谷方・海老名方………西谷駅   

新横浜方・東急線方……新横浜駅  
 
JR線 【相鉄・JR直通線】
新宿方……武蔵小杉駅 (運賃計算上は鶴見駅ですが、ホームはありません) 
 
訪問・撮影時
2019年12月、2023年4月  
 
 

こちらは羽沢横浜国大駅の駅舎です。南を望む。
羽沢横浜国大駅は地下駅で、地上部に一部2階建ての駅舎があります。
駅舎の前には北東(左)~南西(右)方向に環状2号(県道13号線)が通っています。
そして羽沢横浜国大駅の向こう側にはJR東海道本線支線【通称:東海道貨物線】と横浜羽沢駅(貨物駅)用地が広がっています。
横浜羽沢駅の先(写真奥)の丘陵地は住宅街になっています。左側には横浜羽沢駅を跨いで羽沢横浜国大駅と住宅街を結ぶ歩道橋が設置されています。
その住宅街の先には駅名の由来となった横浜国立大学・常盤台キャンパスの北門があります(駅から約1km、徒歩約15分)。
尚、羽沢横浜国大駅に駅前広場は設置されておらず、駅前の歩道が広がっているくらいです。駅前の環状2号沿いにバス停留所が設けられています。

 

 

こちらは駅舎出入口です。2023年撮影。

上写真は北東を望む。下写真は南東を望む。
   
   

駅前の様子です。北東を望む。
右後方に羽沢横浜国大駅があり、右側に横浜羽沢駅と、横浜国立大学方面とを結ぶ跨線橋(歩道橋)があります。
左側を手前(南西)~奥(北東)に延びる道路は環状2号で、北東へ進むと新横浜駅(約4km)方面、南西へ進むと東戸塚駅(約7km)方面です。
駅前(北西側)は住宅地になっていますが、未開発の区域が多く残っていて特に左側の丘陵上には畑が多く残っています。丘陵地のさらに北西側には東海道新幹線が通っています。
また、駅前には商店、コンビニがありません。長時間滞在される場合は事前に弁当を買っておきましょう。
しかし現在、駅前再開発が実施されており、2022年度下期に相鉄・東急直通線が開業すると利便性が飛躍的に向上するため、数年後は駅前風景が大きく変わるかもしれません。

 

 

駅前です。2023年撮影。南西を望む。

2019年の開業当初は更地が多かったですが、利便性が向上してマンションの建設工事が行われています。
  
  

駅舎内・改札口の様子です。1階にあります。北東を望む。当駅の改札口はこの1ヶ所です。
左手には環状2号に面した唯一の出入口があります。コンコースは吹抜になっており、広々としています。
交通系ICカード『PASMO』『Suica』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、右端は幅広通路です。
自動改札機の右にはカウンター形式の有人通路があり、ここにはAEDが設置されています。JR線の『青春18きっぷ』をご利用の場合はここを通る必要があります。
改札口の右手前には自動改札機がありますが、相鉄の管理駅なのでJR線の指定席券売機は置かれていません。要注意です。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
地下1階にある各ホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、羽沢横浜国大駅構内に売店、コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
改札外左側に飲料自動販売機とベンチがあります。
 
 

海老名方面1番線ホーム側壁に設置されている時刻表・路線図などと一体になった駅名標です。電照式(間接照明)です。
羽沢横浜国大駅は相鉄の管理駅なので、駅名標は相鉄仕様です。
相鉄の新デザインで、漢字・平仮名・英語・中国語・韓国語で表記されています。
駅ナンバリングも併記されていますが、当駅には相鉄の駅番号 (SO 51) しか付与されておらず、JR東日本は当駅に駅番号を設定していません (SO 51を使用)。
そして、当駅はJR線の駅でもあり、特定都区市内制度における横浜市内ある駅なので、右上に「浜」マークの表示があります。

 

 

こちらは2023年、新横浜延伸後に撮影。

隣駅表示に「新横浜」が追加されたものに交換されています。
 
 

羽沢横浜国大駅は相対式ホーム2面2線の地下構造で、地下1階にあります。
南西方向~北東方向にホームが延びています。
左ホーム(南東)が1番線(相鉄新横浜線。西谷・海老名・湘南台方面)、右ホーム(北西)が2番線(現状は相鉄・JR直通線の武蔵小杉・新宿方面)です。
有効長は10両分で、ホームドアが設置されています。ホーム幅はさほど広くなく、特に新宿方(手前側)は幅が狭いです。
1番線ホーム・2番線ホームともベンチと飲料自動販売機が設置されています。
写真は相鉄新横浜線の西谷方・海老名方・湘南台方を望む。
 
 

1番線より相鉄新横浜線の西谷方・海老名方・湘南台方を望む。
これより先は複線シールドトンネルになります。すぐ先に片渡り線があり、相鉄線内列車の当駅折り返し運転に対応しています。
この先、右へカーブしながら住宅地の地下を走り、保土ケ谷区に入ると環状2号をくぐり、さらに右へカーブして進路を西に変えると左から来た相鉄本線(地上を走行)に寄り添います。そして上下線が離れて上り勾配で地上に出て相鉄新横浜線の上下線で相鉄本線を挟む形になるとすぐに西谷駅へと至ります。相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線)の列車はほぼ全て相鉄本線に直通します(一部西谷始発・終着の列車あり)。西谷駅では東海道新幹線をアンダークロスします。
 
 

1番線より相鉄・JR直通線(東海道貨物線)の新宿方を望む。
すぐ先に片渡り線があり、非常時にJR線列車が当駅で折り返し運転できるようになっています。
この先、直進するのは2022年下期開業予定の相鉄新横浜線で、開業の暁には新横浜駅を経由して、それより先は東急新横浜線になって日吉駅まで線路が延びます。日吉駅より先は東急目黒線および東急東横線に直通します。
 
そしてすぐ先で左右に分岐する線路がJR東海道貨物線の連絡線です。相鉄・JR直通線の列車は地上に出てこの連絡線に入り、地平レベルまで上がると横浜羽沢駅の北西端を走る東海道貨物線・上り線に合流します。ちなみに横浜羽沢駅は東海道貨物線の上下線が西側構内側線を抱き込む構造で(東側構内側線は下り線の外側にあります)、相鉄・JR直通線の下り列車(海老名方面)は横浜羽沢駅構内で下り線から右へ分岐し、地下トンネルに入って西側構内側線と貨物線上り線をくぐり、写真右側で一旦トンネルを出て相鉄新横浜線に合流する形になります。
東海道貨物線と合流後は貨物駅の側線が収束して、高架区間で北東へ走りますがすぐにトンネル区間に入ります(横浜線・大口駅付近で一旦地上に出ますがシェルターに覆われて風景を眺められません)。そして京急本線・生麦駅付近でトンネルを出ると東海道本線と並走し、ホームはないものの運賃計算上の経由駅である鶴見駅の先で左へカーブして横須賀線(品鶴線)と並走し、新鶴見信号場を北上します。川崎市に入ってホームのない新川崎駅を通過すると信号場北端部で武蔵野南線(貨物線)と分かれます。そして横須賀線に合流すると武蔵小杉駅へと至ります。新宿方面は羽沢横浜国大駅の次が相当遠くにある武蔵小杉駅になるので、羽沢横浜国大駅で下車される場合は要注意です。

 

また、新横浜方面・東急新横浜線方面はそのまま直進して地下トンネルに入り、大半の区間で幹線道路の環状2号線の地下を北東へ走行して(概ね東海道新幹線と並行しています)、港北区にある新横浜駅へと至ります。新横浜駅から先は東急新横浜線に変わりますが、相鉄方から新横浜止まりの列車も少ないながら設定されています。
 
 
あとがき
私が羽沢横浜国大駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的とは別に、都内に近い駅なので下車しました。開業から1ヶ月ほどでの訪問だったので駅がとても綺麗でした。しかしながら、駅舎は大きかった一方、乗降客は少なかったです。また駅前は住宅地ですが、畑も多く残っており開発途上といった感じでした。 
新宿駅からですと相鉄・JR直通線の海老名方面電車(全種別OK)に乗車して当駅下車です。本数が日中毎時2本と少ないのでご注意下さい。JR線でのアクセスの場合は『青春18きっぷ』も利用可能です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅まで行き、横須賀線で武蔵小杉駅まで行きます。そして武蔵小杉駅で相鉄・JR直通線の海老名方面電車(全種別OK)に乗車して当駅下車です。乗り越し運賃は窓口でお支払い下さい。また、新横浜乗り換えですと乗り換え回数が増え、却って面倒です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニをはじめ気軽に入れる商店・飲食店は一切ありません。必ず事前に用意して下さい。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。相鉄新横浜線、相鉄・JR直通線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は羽沢横浜国大駅でも途中下車されてみて下さい! 当駅は会社境界駅なので途中下車して改札を出ても運賃を損する事はありません(IC運賃は20円以内の損得がありますが…)。
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)