大阪メトロ 新20系 御堂筋線仕様車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

大阪メトロでは第三軌条路線の主力である新20系のリニューアルを大阪市交通局時代から進めていますが、大阪市交通局時代に乗客から「せっかくのリニューアルやのに代わり映えせんでおもろない」との声が出たため、途中から各路線のイメージを持たせたリニューアルとなっています。そのリニューアル第一陣となった御堂筋線、21系をご紹介。まぁいいじゃないですか、最後くらい少し付け加えときました(殴)

 

外観は従来のリニューアル車と同様、ドア横にスリットラインを、肩部にラインカラーを追加しています。コマルマークも懐かしいものに…と感慨にふけっているのも束の間、やはり車内が何やら賑やかなご様子…。

 

というわけで車内です。原色強めのコテコテなイメージでお送りしております(^^;;  ラインカラーが赤の御堂筋線らしいと言えばそうですが、従来の落ち着いたイメージから方向性大転換ですね…。

 

ドアです。御堂筋線に植わるイチョウの緑をイメージしたものですが、床や座席モケットが赤なだけにかなり浮いています。赤と緑、どの色の組み合わせよりも相性が悪いような気がしています。そして、LCDディスプレイは千鳥設置されています。

 

大きさは阪急1000系で御目見えしたものと同様です。駅数がそれなりに多い御堂筋線でもラクラク表示出来ます。この辺りが片面のみ設置の他線とのカネの掛け方の違いですね…。

 

向かい側のドアです。とは言え大型のLCDディスプレイにお金を使いすぎたか、こちらは広告枠のみと少し寂しい状態です。第一期リニューアル時に設置されていたドアの開閉方向を示すランプ、さっさと電車から降りたい関西人には結構シンプルでも使えると思うのです。

 

車端部です。仕切り扉が濃い赤色、むしろ「紅だぁあーーー!!」と言った感じで(^^;;  結果論的にですが、側ドアもこれで良かったと思うのは私だけでしょうか(それはそれで色味が少ないですが… )。

 

天井です。照明はLED灯になるとともに、照明カバーが撤去されています。明るくはなりましたが、無遠慮な明るさなので落ち着きは無くなりました。

 

座席です。これまでの新20系のリニューアル車と同様、赤色のモケットに貼り替えられ、座面がバケット形状となっています。御堂筋線のイメージとしては大正解、と言った感じですね。中央にポールが入ったのもリニューアルからとなります。

 

優先座席とセットになった6人掛けです。地味な変更点と言えば、袖仕切りの化粧板が木目調になっているということ…。

 

車端部の3人掛けです。座り心地は御堂筋線の端から中心部くらいまでを想定した適度な硬さで、近年は多少見直されつつあるバケットシート市場の中でも上位に位置付けられる座席と言えるでしょう。

 

優先座席の3人掛けです。機器スペースを兼ねた余寸も変わらず残されており、居住性の維持に一役買っております。

 

さすがにカラーバランスが悪いと気付いたか、2018年以降のリニューアル編成ではこれまたデザインが変更されシックで引き締まった印象になっています。

 

ドアです。袖仕切りの木目調がここにも採用されるようになりました。またドア横に赤を配したことで、メリハリが強くなった気がします。

 

で、LCDディスプレイ付きのドアです。引き続き横長の大画面を採用しています。

 

車端部です。ここは以前からのリニューアルと同様、仕切り扉を赤い化粧板にした程度ですね。

 

優先座席とフリースペースを有する車端部です。そうそう、床面はフットラインを兼ねたスリット模様付きのグレーになり、ここも前のデザインよりも落ち着いて見えるポイントの一つとも言えます。

 

天井です。LED灯化と一部吊革の高さ変更、荷棚の取り換え等、リニューアルメニューに変化は有りません。

 

座席です。一般座席はやはり赤いモケットで、別に「御堂筋線だから」というわけでは有りません。

 

優先座席もやはり青色。座面のみバケット化されて適度な硬さになっているのも他のリニューアル車と同様です。