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テーマ:鉄道(21855)
カテゴリ:大村線
岩松駅(いわまつえき)は長崎県大村市岩松町にあるJR九州・大村線の駅。
無人駅であり、開業は1945年(昭和20年)4月となっている。 昭和20年の3月には東京大空襲が起きており、日本の太平洋戦争時代の末期に開業している。 相対式ホーム2面2線を有する地上駅。 互いのホームは構内踏切で連絡している。 JR転換後に大村線の増発を図るために1面1線から改良した。 岩松駅の名所案内に「鈴田殉教地」(徒歩20分)と書かれていたが、鈴田殉教地とは1617年(元和3年)7月から1622年(元和8年)9月まで、長崎奉行所で捕えられたキリスト教の神父や信者35名を閉じ込めた牢屋の跡である。 周囲も天井も竹の柱で囲まれた鳥かごのような部屋で、広さは奥行6.6m、間口4.6m、横に寝ることも身動きさえ自由にはできなかったといわれているが、牢の中では、敬けんな祈りと、讃美歌が絶えなかったと伝えられている。 牢屋から発信されたスピノラ神父の手紙によって、当時の日本の迫害の様子がヨーロッパに伝えられ、世界中に鈴田牢の名前が知られるようになった。 岩松駅の隣は諫早駅であるが、諫早は島原半島の入り口であり、スピノラ神父が殉教死した15年後の1637年には、日本での最大の農民の反乱”島原の乱”が起こっているので、この地域一帯は1600年代前半から不穏な空気が漂っていたのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.11 17:55:13
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