いつか新しい一頁を…

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 長野県北部に位置する飯綱町のある蕎麦屋さんの駐車場からの眺めです。
 北信濃の四季の移ろいは好きで、それぞれに魅力はあるのですが、白銀に輝く山々の麓で春の女神が一度に花開かせる清廉さとは対照的に、枯葉が風に舞う哀愁を漂わせる寂しさも好きなのです。

 あたりに霜が降りて冷え込んだ朝…背中から昇ってきた朝の日差しに照らされた戸隠を映す鏡池。
 微かな風でも水面が揺れてしまうのですが、こればかりは運次第です。昨年は紅葉が美しいときに来ることはできず、少し遅い訪問となってしまいましたが、冷え込みは強かったものの風のない最高の条件で迎えてくれました。

 北しなの線の上り列車が古間駅に到着しました。
 長野からやってくる下り列車なら下車する勤め帰りのサラリーマンや高校生がそれなりにいるのですが、この時間に上り列車から下車した人はいたのかどうか…。
 初夏であれば手前の田圃に水が張られて列車を映すのですが、晩秋の夜では虫の音も聞こえず、ただ運転士がブレーキ弁を操作したときの排気音とブロワの音が響くのみでした。


 若い頃には「ひよっ子」トラックドライバーとしてよく来ていた秋田市。
 もう長い間来ることはありませんでしたが、結婚30年を記念してちょっとした旅行を企画、家内の希望が「角館の武家屋敷通りに行ってみたい」だったので、仕事以外で初めて秋田県にやってきました。
 秋田駅にて。羽越本線や奥羽本線を走るピンク帯の701系0番台電車(右)と男鹿線の40系気動車。
 秋田港のセリオンから眺める貨物の引込線。
 このときの旅行は角館で武家屋敷通りを観光して田沢湖へ向かい、その後は乳頭温泉郷の奥にある蟹場温泉で宿泊しました。
 乳頭温泉の有名な旅館は満室で蟹場温泉を予約しておいたのですが、山小屋風で個人的には好みの宿でした。

 翌日は男鹿温泉に宿泊しました。往路は国道から逸れて男鹿半島の南側の沿岸をのんびり車を走らせながら向かいました。
 11月の下旬だったのですが、北国のこのあたりはすでに冬支度が始まっており、空の色も冬の訪れを告げているかのようでした。
 
 
 上野駅にて651系特急「草津」。
 高崎線系統な特急「草津」「あかぎ」は185系が使用されていましたが、常磐線に新型車両E657系を導入したことで勝田車両センター(茨城県)から大宮総合車両センター(埼玉県)に転属、形式は交直両用の651系のままですが、交流機器をカットされて事実上の直流電車として高崎線系統の特急列車に転用されました。
 特急「草津」に乗って吾妻線の中之条駅で下車、路線バスに1時間少々揺られてやってきたのは群馬県の四万温泉の入口にあたるところにある旅館。
 この旅行は家内と一泊のみの小旅行で、地元の北千住駅のびゅうプラザで「ただ温泉に浸かってのんびりできる和風の宿」という希望を伝えて探してもらった旅館に宿泊しました。別に高級な宿や人気旅館でなくていいんです。多少古さは感じましたが満足できる宿でした。
 あのときはJRとキャンベーンをやっていたようで破格の値段でした。上野駅から中之条駅までの往復の特急指定席と乗車券、旅館も一泊二食つきで夫婦二人で32,000円ほどでした。しかも他の旅館への湯巡りもついていました(こちらは時間的にちょっと厳しくて利用しませんでした)。ただし駅からの路線バスは別にひとり片道1,000円以上かかりますから二人でプラス5,000円ほどかかりましたが…。

 吾妻線はローカル線ですが、沿線に多くの温泉が点在します。伊香保・川原湯・草津・万座・鹿沢などの有名な温泉地以外にも小さな温泉が点在し、温泉県である群馬県の中でもかなりの数の温泉がこの吾妻線沿線に展開しています。


 自宅が足立区なので日光へ行くときの鉄道といえば東武鉄道の特急列車に北千住駅から乗車するのが便利なのですが、たまにはJR東北本線から宇都宮駅乗り換えで日光線に乗り換えて…と思って出かけたときの画像です。
 JR日光線と東武日光線の日光駅はそれほど離れていないのですが、市街地に近いのは東武日光駅の方です。東京からのアクセスも東武鉄道の方が便利なこともあって東武日光駅は多くの観光客で賑わっていますが、JR日光駅は少し寂しいです。
 しかし、貴賓室が残っていることや駅舎の建築様式も和洋折衷といった感じの歴史的価値も高いので往路と復路で使い分けてみるのもいいのではないでしょうか?
 世界遺産のひとつ神橋。
 神橋へは駅から路線バスに乗るのが便利ですが、歩きながら行くのも楽しいものです。
 駅から徒歩で神橋へ、国道を渡って階段を上がって輪王寺や東照宮へと往復すれば、気候のいいときならいい運動にもなると思います。


 北関東の群馬・栃木・茨城の各県は豊かな自然にも恵まれていますが、古くからの史跡から近代文化に至るまで見るところも多いのでちょっとした日帰り旅行にも手頃です。もっとも、それは住んでいる足立区が車で行くにも鉄道で行くにも便利だということもあります。都内でも南西部に住んでいると逆に神奈川県や静岡県、山梨県の方が便利なのかもしれません。 
 宇都宮市の大谷石資料館にて。
 地下に掘られた大谷石の採掘場の跡地が観光施設として公開されているのですが、内部はまるで古代の神殿のようです。ところどころに画像のような芸術作品もあったりして飽きません。また、真夏に訪れると坑道への階段を降りるだけで冷気を感じて心地よいです。

 大谷石資料館から少し歩くと大谷寺。こちらはぜひ内部を見学するべきです。



 岩手県一関市。世界遺産・平泉にも近いけれどこちらの猊鼻渓もよかったです。
 舟下りを楽しんでいると餌を目当てにカモや魚が集まってきます。幻想的な絶壁が続く中を船頭さんが漕ぐ舟でのんびりと往復するのですが、圧巻はその折り返し地点で舟から降りて少し歩いたところ。
 画像の人々の小ささをご覧ください。
 復路では船頭さんが舟唄を披露してくれるのですが、静かな渓谷に響く舟唄が哀愁を帯びて、下船してから一ノ関駅へ戻って東京へ帰るのが寂しい気持ちになりました。

 いましばらくは外出も自粛しなくてはならず、多くの方々は楽しみにしていた大型連休が台無しになってしまったのだと思います。また、仕事がストップしてしまってそれどころではない方々も多いことは報道されている通りだと思います。
 逆に私たちのように連休も外出自粛要請も関係なく出勤しなくてはならない者にとって、仕事があることは恵まれているものの、逆に感染のリスクも高いわけです。

 使い古されている言葉ではありますが、「出口のないトンネルはない」「朝が来ない夜はない」。
 そして災害列島といわれる島国に住む私たち日本人はさまざまな困難に立ち向かっては克服してきた民族です。
 いつか旅の思い出に新しい一頁が加わることを信じて頑張りたいものです。



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 知らなかった…というより興味が無かったのですが、せっかくだから調べてみました。

「ユズ」
花言葉
・健康美
・汚れなき人
・恋のため息


「ユリオプスデージー」
花言葉
・円滑な関係
・夫婦円満
・明るい愛

とありました。

「母ちゃん、あながちハズレてないよ🎵」
「ユズの部分は違うんじゃないのかえ?」

「いや、よく当たってる❗」
「汚れまくってるんじゃないかえ?」
「むむぅ…」
「恋のため息なんて吹いちゃうよう🎵」

悔しいので母ちゃんの誕生花を調べますと…

「キンギョソウ」
花言葉
・おしゃべり
・出しゃばり
・おせっかい
・推測ではやはりNO

ぷぷっ…おねがい

「ゴデチア」
花言葉
・変わらぬ愛
・お慕いいたします

「私はゴデチアの方だね」
「キンギョソウの方が当たってる気が…」

と、うっかり口を滑らせてしまったものですから母ちゃん真空跳び膝蹴りの餌食に…。