さよなら阪神の「赤胴車」☆ 2020年度(令和2年度)6月2日をもって引退 | 湘南軽便鉄道のブログ

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さよなら阪神「赤胴車」
阪神電鉄 武庫川線(武庫川~武庫川団地前)に残る「赤胴車」7861形・7961形、7890形・7990形。昭和時代の阪神電鉄を代表した赤胴車は製造から半世紀経過し、2020年度(令和2年度)中に順次引退。
赤胴車は、1958年(昭和33年)に登場した阪神急行系統の標準色だったクリーム+バーミリオン色の「赤胴色」電車。製造当時の人気アニメ「赤胴鈴之助」から「赤胴色」と名付けられた。昭和時代のレトロな阪神電車の生き残り。

【追記】
「赤胴車」は、2020年(令和2年)6月2日(火)を最後に運行を終えた。新型コロナウイルス感染症の感染対策のため引退日の事前公表はなく、静かにその歴史に幕を閉じた。

※撮影日:2018年(平成30年)3月3日(土)

阪神電鉄 武庫川(むこがわ)駅
阪神本線の武庫川駅ホームは、尼崎市と西宮市に跨がる河川・武庫川の真上に位置。駅舎は河川の両岸(尼崎市側、西宮市側)にある。
西宮市側駅舎に隣接する地上ホームに発着する阪神武庫川線
武庫川線は、阪神電鉄の古豪電車、昭和の「赤胴車」最後の現役車が残る路線
ホームは武庫川の堤防に沿って立地
武庫川線は、全長1.7km、途中2駅の短い単線路線
昭和時代の阪神電車を感じられる。
ここで活躍するのは、ワンマン運転改造車2両編成の7890形+7990形と、7861形+7961形の2編成。
線内折り返しのワンマン運行で、朝夕は2編成が運用に入り東鳴尾駅で交換を行う。その他の時間帯は1編成のみの運用。

武庫川駅 16時10分発 ⇒ 武庫川団地前(むこがわだんちまえ)駅 16時15分着

途中、東鳴尾駅、洲先駅に停車し、所要5分で終点の武庫川団地前駅へ。

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武庫川団地前駅で、折返し武庫川駅行きに乗車
行き止まりの終着駅
懐かしい雰囲気の車内
阪神における片開きドアは、現在は武庫川線赤胴車が唯一。
かつて存在した阪神電鉄の子会社・武庫川車両工業で昭和45年に製造
車内はベージュ系で座席は緑色
武庫川団地前駅に停車中の7861形+7961形
戸袋部分の窓には棒パイプがある。
行き止まりの武庫川団地前駅
乗務員室内の貫通扉
運転台は懐かしい2ハンドル


武庫川団地前駅 16時20分発 ⇒ 武庫川駅 16時25分着
電車は武庫川の堤防に沿って走行

乗務員室の扉


武庫川駅に到着。
前面には、バンドン型密着連結器が今も健在。
武庫川線 武庫川駅ホームの奥には7890形+7990形が留置。ラッシュ時は2編成フルに活躍。
阪神本線から阪神武庫川線の連絡線路は、西宮市側に設けられている。高架線の阪神本線から、直角に交差する地上の武庫川線には急カーブの連絡線路がある。


引退する「赤胴車」の後継車両は、5500系の改造車5513Fと5914F編成。2020年(令和2年)6月以降(時期未定)営業運転開始予定で、塗装は5513Fが黄色に黒帯(阪神タイガースと阪神甲子園球場にちなむ塗装)、5914Fが緑色系。なお、引退する「赤胴車」のうちの1両は、UR都市機構に寄贈され、武庫川団地内に展示、コミュニティースペースとなる予定。

(終わり)