【鉄道模型】川俣線・C12の時代を再現 | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

SL撮影&乗車を主に、鉄道模型、ライブラリー等、鉄道趣味全般対象です。
C57180「SLばんえつ物語」の撮影・乗車記事が多数。

 緊急時代宣言の効果が出始めたのかもしれませんが、まだまだ油断禁物。

 ゴールデンウィークではなく「ステイホームウィーク」が始まってJR東日本の新幹線でも乗車率0%という列車もあったようで、5月以降定期列車も一部運休が行われるとの発表がありました。

 あともう一歩がんばろ! 「#StayHome」

 

 

  再び

「#家で過ごそう」【鉄道模型】CRW撮影シリーズに戻ります。

 

 今年上半期のNHK連続テレビ小説は、福島市出身で国民的作曲家古関裕而さんと豊橋市出身のその妻金子さんがモデルの「エール」です。

 その「エール」今週は話が「豊橋」も加わりましたが、先週までは古関裕而さんが2年間勤めた「川俣銀行」がある「川俣町」が舞台でした。

 

 川俣町は福島から南東へ20kmほど入った山間にあります。その間に私の住んでいる福島市飯野町があり隣町になります。

 その昔は絹織物が盛んで「川俣羽二重」として有名で、私が中・高校生の頃は機織り機の音が方々で鳴り響いている町でした。その繊維産業で栄えた町に不況の波が押し寄せ、200軒以上あった機織り工場は現在では4軒だけになってしまったそうです(先週放送された・NHK鶴瓶の家族に乾杯より)

 

 ※その川俣町へは東北線・松川駅から約12kmの盲腸線・川俣線が通っていて、C12が1~2両の客車や貨車を牽いていました。

 

 今回は、

 C12が行き交う「川俣線」をCRWで再現

してみました。

 

 1、C12が客車+貨物を牽く混合列車を再現しました。

 C1267牽引、スハニ35とワム70000です。本来は川俣線を走ったC12-「169」「231」「252」を再現したかったのですが、CRWにはそれらの番号はなく、かつて川俣駅跡に保存され現在真岡鐡道で活躍中の「C1266と1番違いの67号機」にしました。(現在C12231号機のみ遠く四国に渡り、愛媛県・内子駅に保存されています。)

 

 

 この編成のモデルになった写真、SL時代の「川俣線」は記憶にはあるもののカメラなどない小学4年生までの事。なので、廣田尚敬氏撮影のものを参考にさせていただきました。


 ※「川俣線を走るC12  廣田尚敬氏撮影」 【保育社カラーブックス152 蒸気機関車より】      

 写真の客車はスハニ35です。貨車は「ワム」ではなく「ツム」のようにも見えます

 

 ※川俣線のルートです。

 「松川駅」から「岩代飯野」を通り「岩代川俣」まで12.2kmの典型的なローカル線でした。

 

 CRWで「川俣線」の再現です。

 

 2、咲花機関区(福島機関区)からC1267が出庫します。

 左C1267が給水中。隣の線には僚友としてC1246とC11325が友情出演てへぺろ

 現実には3機とも福島機関区に配置されたことはなかったんですが……。

 

 2、咲花駅(松川駅)を発車して田舎駅(岩代川俣駅)をバック運転で目指します。

 実際の川俣線ではこのような高架橋はありませんでしたが…。

 

 田舎駅(岩代川俣駅)で到着後入替、前進運転で咲花駅(松川駅)を目指します。

 

 3、途中駅の山中駅(岩代飯野駅)に停車します。

 返しは「スハニ35+ワム+トラ」にしました。

 

 

 川俣線は1965年(昭和40年)10月1日に無煙化。1972年(昭和47)5月13日で廃止になりました。

 

 が実は、

川俣線を最後に走った列車は、「C12形蒸気機関車」です。

 

 岩代飯野駅に保存された「C1260」と、

 岩代川俣駅に保存された「C1266」でした。

 

 4、松川駅1番線・川俣線ホームのC1260(YT先輩撮影)

 C1266とともに自走にて重連単回で会津若松区(実際は郡山工場?)から松川駅到着。ここから線路規格の関係で別々にC1260は岩代飯野駅、C1266は岩代川俣駅に自走で単機回送されました。

 C1260は現在でも旧岩代飯野駅(現福島市飯野町学習センター)に静態保存中。C1266は皆様ご存知のように真岡鐡道で見事に復活・営業運転されています。

 

 5、岩代飯野駅に到着したC1260.。

 何度か紹介している写真で、川俣線廃止の翌日72年(昭和47)5月14日朝に撮影。

 

 手元にはC1260が元気に活躍している写真もあります。

 

 6、C1260現役の頃に西舞鶴区で。(こるとれーんさんが撮影されたものを頂きました)

 客車3両を牽いて。

 

 7、元気に入替する姿を側面より。

 この時はまったく装飾はありませんでしたが、岩代飯野駅到着の時は保存用に車輪、煙室取っ手、窓枠などが白く塗られ、主連棒は赤く塗られました。

 

 ※CRWを走行する、後進運転・C12+スハニ35+ワム、前進運転C12+スハニ35+ワム+トムの動画です。

 ①咲花機関区(福島機関区)出庫、②咲花電車区(福島客貨車区)での入替、③咲花駅(松川駅)発車、④山中駅(岩代飯野駅)到着・発車、⑤田舎駅(岩代川俣駅)到着・入替・発車、⑥山中駅(岩代飯野駅)到着・発車、⑦咲花(松川駅)到着です。

 音源は、真岡鐡道C1266及び東武鉄道C11207(入替部分)を使用。 4’38”

 

 以上で【鉄道模型】「C12の走る川俣線」は終了です。

 次回は無煙化以降の「キハ52+28川俣線を走る」を再現予定です。そちらもご笑覧いただきますようお願い申し上げます。