京成スカイライナーAE100形の記憶(2016年の撮影から)
先週の「京成3300形ファイヤーオレンジ」の購入記事はたくさんの「☆」をいただきましてどうもありがとうございます。
コロナ禍を受けて、自宅で鉄道模型需要が高まっているからなのか?
京成だから受けが良かったのか?
昔の写真が興味を引かれたのか?
定かではありませんけれども、こうして皆さんに興味を持っていただけているのは嬉しい限りです。
京成3300形ファイヤーオレンジの記事は、部品の調達が済むまでお休みです。パンタグラフと動力ユニットは手元にありますが、走行化パーツの入手がまだなのと、Nゲージ化した後の保管方法について少々悩み中です。
さて、今日は京成つながりで、2016年2月21日に実施された、さよならAE100形ツアーの様子をご紹介します。
このツアー、朝8時上野集合という、中々な時間設定でした。
上野駅で待っていると、「さよならAE100形」HMをつけた車両が入線してきました。列番AE39(=サンキュー)がまたいいですね。
既にスカイアクセス線は開通後でしたので、上野駅のスカイライナーの表記はこんな感じでした。私たちが乗車したのはもちろん、「団体専用」のほうです。
車内では自販機が稼働していました。だいぶ見なくなった設備の一つです。
ツアー参加者に配られたお弁当。スカイライナー車中で食べるお弁当、想像もしたことがなかったです。
というのも、京成本線ユーザーからすると、「スカイライナーは見送るもの」でしかありません。晩年こそ船橋停車とかありましたけれども、
上野―日暮里ー(成田(一部停車))ー空港第2ビルー成田空港
の停車駅ですから、それはもう完全に沿線住民からしたら、「通過列車」以外の何物でもなかったのです。唯一度だけ乗車したのは、モーニングライナーの八千代台ー青砥間でした。だから、これで最後と聞いて乗っておこうと思ったのです。
そしてこの日、もしかしたら千葉線に入ってくれるのではと思ったのですが、それは叶いませんでした。当日のルートは以下の通り。
押上線に入って、羽田空港乗り入れの夢を見たり、東成田で「成田空港」に入線したり。
最後は宗吾車両基地で初代AE型にも会うことができました。
この日のAE100形は、「塗装もピカピカ、skylinerの文字も書き直し、幌も新品を付けた」ということで、現場の思いが伝わってきました。じつはこのツアーは翌週も開催されてそれで終わり。一度は乗車、一度は撮影もできる、まさに至れり尽くせりの企画だったと思います。
当時のPDFがまだ残っていたのでご紹介します。
https://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/160122_01.pdf
この前後で、京成は3300形の引退企画や、3500形未更新車の引退企画も実施しています。次は3400形か3600形か。3500形の更新車はしぶとく残るのではと思っていますがどうでしょうか。