電車を撮るようになってしばらくは、単焦点35mmのコンパクトカメラを使ってた。
広角単焦点のコンパクトカメラなんて、今聞けば高級機っぽい印象だけど、当時はそんなことはなかった。
母親のお下がりの、ただのコンパクトカメラ。
小学校の高学年になってから親父のお下がりのX-700を持たせてもらった。
その頃に付けてたレンズは35-105mm。絞りは不明。プログラムしか使ってなかったもんね。
俺にX-700を持たせた後も親父は新しいX-700を使っていた。
親父が付けてたのが80-200mmかな。当時の規格?は70-200じゃなかったよね?たぶん80-200。
とにかく、俺よりも親父の方が長いレンズを使ってたんです。まァ、当たり前っちゃ当たり前よね。
そんなワケなんで、同じ列車を撮っていれば、当然、俺よりも親父の方が先にシャッターを切る。そして動く。
親父ね。時折、俺の画角に入るんですよ。幼い頃はムクれましたね。
親父が入ってようが入ってなかろうがどーせ大した写真じゃないのに(笑)。
ED79の甲種輸送を撮った日もそうだったな。
武蔵野線の撮影地なんてまったく知らなかったもんで、なんとなく電車に揺られてなんとなく北府中駅に降り立った。