外出自粛がつづくなか、2014年6月に特急列車乗り継ぎ旅行に出かけた当時の日記(編集)と撮影した写真から記事を作成しました。
本記事は上に添付の記事のつづきで、名古屋駅から高山本線の特急ひだに乗車して富山へ。富山から特急サンダーバード号に乗り継いで京都へ向かいます。
(昨夜紀伊勝浦から特急南紀で名古屋駅に到着し、名古屋駅に隣接する名鉄グランドホテルに宿泊していました。)
2014年6月21日
6:30起床。7:00に18階の食堂へ。席は指定され名古屋駅ビューはなし。
眺め自体は悪くなく、バイキングの品数も多かったのでよしとすることにした。
チェックアウトして名古屋駅へ。
大都市名古屋から下呂・高山などの観光地へ向かう朝の列車ということで、
自由席は混雑すると思い、
8:43の発車時刻に対して8時過ぎにはホームに行ったのだが、
ひだ号の自由席乗車口は無人。
列車入線の時点でも1ドア10人程度で発車直前でも余裕で着席できる状態だった。
高山本線に並行する高速道路「東海北陸自動車道」の全線開通の影響をまともに受けているらしい。
名古屋から約20分の岐阜で多少乗車があって、3~4割程度の着席率となって、列車は進行方向を変えて高山本線へ。
雲の間から日が差すような天気ではあるが、飛騨川沿いを行く高山線の車窓はそれでも十分に美しく飽きることがない。
長いトンネルを抜けループ線を下って、高山線沿線最大の街の高山に接近。
乗車列車は高山よりも次の飛騨古川で下車する客が目立った。
名古屋から概ね1時間おきに発車するひだ号の多くは高山で折り返し、富山まで直通するものは1日に3往復のみ。
高山から先の区間で線路沿いを流れる川は宮川で、宮川はJR東海とJR西日本の境界駅で特急ひだ号も停車する猪谷駅付近で高原川と合流し神通川と名を変えて富山市から日本海に注ぎます。
中部地方の山岳地帯を抜け日本海側の平野部に抜けると間もなく終点の富山。
12:26。名古屋から3時間43分で終点の富山駅に到着。名古屋からの所要時間では米原から北陸本線に入る特急しらさぎ号と大きくは違わない。
(2020年現在富山駅は北陸新幹線乗り入れとともに高架化され、また北陸新幹線開業にともない「しらさぎ号」が金沢止まりとなったため、名古屋~富山を直通する特急は「ひだ号」の3往復のみとなっています。
ほぼ完成している北陸新幹線対応の駅舎を抜け、仮設駅舎から駅前へ出た。
富山から乗り継ぎの大阪行サンダーバード号の発車まで約3時半。
JR駅に隣接する富山地方鉄道の駅で富山地方鉄道市内線の1日券620円を購入。
路面電車(市内線)で富山の繁華街へ出かけることにした。
富山駅前から路面電車の新路線として全国の注目を集めた「環状線」に乗車し、その途中のグランモール前駅で下車。
上本町駅まで繁華街を散歩し別の路線に乗り換えて終点の南富山駅まで向かった。
富山地方鉄道の路面電車と鉄道線が接続する南富山駅。
富山駅へは鉄道線でもどることにしたが、次の発車は40分後。
やや古びて薄暗い駅舎内で待つ間、路面電車が5~6分という高い頻度で到着・発車を繰り返していた。
遠来の旅行者には供給過剰にも思えたが、必ず数人は乗っているのは立派なものと思う。
40分待って乗車した電鉄富山行きの電車は地鉄オリジナルの車両だった。
約10分で富山駅に到着。所要時間は路面電車の半分くらいか。
富山地方鉄道の電鉄富山駅はJR富山駅の東側にあるのに対し、仮設の富山駅舎は西側にあり遠いので、地下道を通って北口から富山駅に入り、大阪行のサンダーバード号が発車するホームへ。
富山15:22発のサンダーバード34号はすで入線しており、JR西日本のクレジットカード会員向けの商品「e早得」の割引価格で予約していたグリーン車に乗り込む。
富山からの乗車は少ないようだが、雰囲気は昨日新大阪から乗車した「くろしお号(オーシャンアロー車両)」のグリーン車より上。
大きな枕は体に合わなかったので外しておいた。
発車すると乗り心地やスピードも、ここまで乗り継いできた「くろしお」「南紀」「ひだ」の各特急列車とは別格。
今回は金沢駅からの乗車が非常に多く、発車が2分程遅れたが、車内でウトウトするうちに敦賀では定時に回復。
山科で東海道線に合流した時点で金沢発車からちょうど2時間となり、この間の平均時速は駅停車時間も含めて110km。在来線最速の走りを見せてくれた。
(写真は琵琶湖を望む湖西線区間の車窓)
18:09着の京都で下車。
京都駅から地下道を歩き七条交差点で地上へ。小雨の中を歩きダイワロイネット京都四条烏丸に19時前にチェックイン。
(客室 朝食付き10500円)
客室からの眺め。
「石畳の道に沿って歴史ある建築物が並び教会の鐘が鳴り響く」そんな街に馴れた西洋からの観光客に、KYOTOの中心市街地はどのように写るのだろうか。と少々考えさせられた。
京都からは「スーパーはくと」で終点の鳥取へ。鳥取から快速「とっとりライナー」で米子、米子から「やくも」のグリーン車で岡山、岡山から快速マリンライナーの展望席で高松という行程を辿りました。
つづきは近日中に投稿します。