遂に…
こんばんは。ゆうづるです。
遂に…という気持ちです。
廃車、除籍になってからも解体だけは免れてきた門司の銀がまくん3両が解体されるようです。
まあ、機関車は走ってなんぼの世界で、ボロボロの廃車体を見るのも辛いといえば辛いのですが、現役時代の華々しい活躍を知っている身にとっては廃車体とはいえど残っていてくれることに何か安心感みたいなものはありました。
廃車になっても現役の後輩たちの安全・安定運行のために部品を供給する役割も果たしてきた訳ですが、その役目も終え解体の予算もついたのか、姿を消すこととなりました。
昭和48年~50年(1973~75年)に誕生して以来40数年。最後はボロボロでちょっとかわいそうでしたが記憶の彼方に旅立つ彼らの活躍に感謝を込めて、活躍していたころの写真をご紹介します。
合掌。
EF81 301号機 1973年(昭和48年)8月27日 日立製作所製 門司機関区に配属。
1978年10月にEF80置き換えのため内郷機関区に転属。ステンレスボディから赤13号に塗られ、銀がまからピンクがまに変身。
1982年に田端機関区に転属。ゆうづるをはじめブルトレや貨物列車の牽引に活躍。
1986年に門司機関区に里帰りして以降、重連総括改造を受け九州地区の貨物列車を中心に活躍。
2002年更新工事を施工し、側面に白帯が入る。
2008年富山機関区に貸し出され日本海縦貫線の貨物列車も牽引したこともあった。
2015年に廃車。除籍。
*写真は1989年8月撮影です。
EF81 302号機 1973年(昭和48年)9月3日 日立製作所製 門司機関区に配属。
301号機と同じ経歴をたどり、田端機関区時代はゆうづるなども牽引した経歴を持つ。
301号機より一足早く1985年に門司機関区に里帰りして以降九州地区の貨物列車主体に活躍。
1986年に重連総括改造を受ける。
同年門司機関区構内で他車と接触し1位側側面を損傷。復旧時平板で修繕したため、特徴あるコルゲートを失う。
以来1位側平板、2位側コルゲートという変形機となる。
2003年更新工事を施工したが側面の白帯は省略された。
2011年富山機関区に貸し出され日本海縦貫線の貨物列車を牽引した。
2015年301号機と共に廃車、除籍。
*写真は1988年10月撮影です。
EF81 304号機 1975年(昭和50年)2月24日 日立製作所製 門司機関区に配属。
配属以来303号機と共に門司機関区生え抜きのカマとして専ら関門トンネルの旅客・荷物列車に活躍。
1986年に重連総括改造を受ける。以来九州地区の貨物列車牽引に従事。
1998年に更新工事施工。更新直後は正面に青色の飾り帯が貼付されたがまもなく撤去。以来303号機と共に「正真正銘の銀ガマ」として活躍。
2011年東日本大震災の救援で303号機と共に富山機関区に貸し出し。復興の一助となる活躍をする。
2013年他の300番台より一足先に廃車、除籍。
*写真は1989年8月撮影です。
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最近の3両の様子(2020年2月撮影)
おまけ
記事を作成するため資料を引っ張りだしていたら明日4月25日はEF81 303号機の46歳の誕生日でした(祝!)
唯一の銀ガマ303号には最後まで頑張って活躍してほしいものです。
2020年2月撮影
長くなりすみません。
それではまた。