4月5日に投稿したクモユ141への改造再開宣言から3週間近くも経ってしまいましたが、今日から着手することにします。
クモユニ82のボディから切り出した側板と、クモニ143から外して屋根上機器を削り落した屋根板です。
側板の窓は、クモユニ82ではHゴム固定窓と開閉可能窓が混在していますが、クモユ141では全てHゴム固定窓になりますので、ここから手を付けます。横長のトイレ窓のある側板(上側)では1箇所、反対側の側板(下側)では2箇所の窓が加工対象です。
左側が開閉可能窓(高さ5.2mm×横幅4.5mm)、右側がHゴム固定窓(高さ4.6mm×横幅4.5mm)です。横幅が同一であることから、開閉可能窓をHゴム固定窓に改造するには、開閉可能窓の上辺と下辺にそれぞれ高さ0.3mmのプラ板を挿入することで実現することにします。なお、開閉可能窓の上辺に沿って水切りが表現されていますが、これは不要になりますので削り取ります。
開閉可能窓の加工は、最初に水切りを平刃のデザインナイフで削ぎ落してから、窓の上辺・下辺にプラ板を密着させるために、四隅にあるRをカッターナイフの刃先で削り落して直角に仕上げておきます。
0.3mm厚のプラ板を4.5mm幅の帯板に切り出して、0.3mmの断面が見える形で開閉可能窓の上辺・下辺に接着しました。右側の荷物扉の両側にある3箇所の角形窓です。
側板の板厚は1mmですが、挿入するプラ板は作業性を考慮して2mm位の長さで切断して裏面側に突き出した形で、流し込みタイプのプラ用接着剤(タミヤセメント)にて接着しました。この状態で放置し、完全に固着してから整形することにします。
この間に、屋根板の処置を進めます。
ベンチレーターを撤去した箇所に開いた楕円穴(3mm×1mm)と、パンタグラフの取付穴(PS16A)を塞いでから、パンタ配管等を削り取った跡の凸凹と共に平滑に仕上げます。
穴を塞ぐにはプラの小片を用いるところですが、今回はマスキングテープを貼り付けます。
次に、裏面側から塞ぐべき穴に瞬間パテの粉を押し込みました。この上から低粘度の瞬間接着剤を流し込むと即座に固まって穴を塞いでくれます。
周辺に残った粉を払うと、この通りです。
マスキングテープをはがした状態です。念のため、こちら側からも瞬間接着剤を垂らしておきました。これでペーパー掛けが出来ます。
明朝は少し早起きをする必要があるため、今夜はこれで作業を終了します。(続く)
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