【デビューから1か月】小田急5000形運行開始~8000形に事故廃車も

スポンサーリンク

小田急の新型通勤車両の5000形が2020年3月26日から運行を開始し、まもなく1か月が経過します。

仕事などの際に乗り合わせた利用者の方も増えてきたのではないでしょうか。

12年振りとなる新型通勤車両の運用、置き換えが予想される車両と気になる動きについて確認をしていきます。

12年ぶりの新型通勤車、拡幅車体は25年ぶりの復活

小田急5000形は「より広く、より快適に」をキーワードに、車内空間の広さ、明るさ、安心感、優しさを追求したデザインで製造されています。コンセプトの通り、木目調の床と暖色系のシート、ガラス製の巻通路など車内を明るく見せる要素を多く取り入れています。
車体は、小田急の通勤車では初となる流線形の前面が特に目を惹きます。拡幅車体を採用していますが、3000形では車体幅を狭くしていて、4000形は千代田線直通に対応するため拡幅車体の採用を見送っているため、2000形以来25年ぶりの登場となりました。塗装は通勤車で使用しているインペリアルブルーに加えて新たにアズールブルーを用いて、青系の2本のラインを採用しています。
制御装置にはSiC素子適用VVVFインバータ制御装置を採用し、モニタ装置にはINTEROSと同様にイーサネットを使用したN-TIOSを採用しています。

小田急5000形は「より広く、より快適に」をキーワードに、車内空間の広さ、明るさ、安心感、優しさを追求したデザインで製造されています。コンセプトの通り、木目調の床と暖色系のシート、ガラス製の巻通路など車内を明るく見せる要素を多く取り入れています。
車体は、小田急の通勤車では初となる流線形の前面が特に目を惹きます。拡幅車体を採用していますが、3000形では車体幅を狭くしていて、4000形は千代田線直通に対応するため拡幅車体の採用を見送っているため、2000形以来25年ぶりの登場となりました。塗装は通勤車で使用しているインペリアルブルーに加えて新たにアズールブルーを用いて、青系の2本のラインを採用しています。
制御装置にはSiC素子適用VVVFインバータ制御装置を採用し、モニタ装置にはINTEROSと同様にイーサネットを使用したN-TIOSを採用しています。

試乗会ツアーは全て中止、ひっそりと運行開始

一番列車は相模大野発6時16分発の急行藤沢行きとなりました。運行開始日の告知はあったものの特別な式典はなく、また早朝や情勢も相まって比較的静かな運行開始となりました。
2020年3月21日、22日には乗車ツアーが、25日には親子限定試乗会を予定していましたが、こちらも新型コロナウイルスの影響で中止となりました、
イベントは中止になりましたが、小田急電鉄公式YouTubeチャンネルでは紹介動画を公開しています。

従来車と同様に運用中。本領発揮はお預け?

2020年4月時点では1編成のみ在籍ですが、特に制約もなく10両編成の運用に就いています。小田急線内では全ての路線で見ることができますが、箱根登山線や地下鉄千代田線直通の運用には入りません。拡幅車体と10両固定編成を活かして、朝ラッシュで特に混雑の激しい快速急行に充当を期待したいところでしたが、新型コロナウイルスの影響で通勤利用が減っている現状では本領発揮はお預けとなっています。
なお、小田急では2012年に分割併合の運用がなくなり、6両編成と4両編成を併結した列車も車両区に戻るまでは編成を固定して運行しています。

置き換え対象はどの編成?気になる試運転も

2020年度には5編成を導入予定です。第一編成と同じ川崎重工業製だけでなく、総合車両製作所での製造も予定しています。総合車両製作所からの甲種輸送は逗子から新鶴見と沼津を経由して新松田まで入線するルートとなります。高島線や東海道本線など撮影地の多い路線を通過するため、写真撮影にはうってつけです。また、日本車両も設計に携わっていることから日車製の編成の登場にも期待したいです。
2019年度、2020年度での6編成という導入数は、1000形ワイドドア車6編成と同数です。また、8000形には機器更新を行わなかったチョッパ制御車が2編成現存しています。1000形ワイドドア車は下北沢駅などのホームドアに未対応であること、8000形チョッパ車は10両編成を組成しないことからそれぞれ経堂以東には入線できず、運用しづらい車両となっています。当初はこれらの編成のどれかを置き換えるという予想でした。

しかし、2019年6月に発生した踏切事故の当該である8264F6両編成は激しく損傷し、長らく運用を離脱していましたが2020年4月から解体作業を実施しています。当初の置き換え計画が変わったのでは?という予想もありますが、どちらにしても予断を許さない状況です。

小田急8000形のチョッパ制御車である8251F。今後の動向が注目される車両の一つ

置き換え対象と予想される車両とは別に、気になる動きがありました。2020年3月3日未明、1000形更新車である1064F4両編成が箱根登山線で試運転を行ないました。登場から5年以上経って初の入線となりました。箱根登山線内での専用運用に就く赤色の1000形の更新がはじまるか、4両編成の運用方法に変化が起こるのか注目です。

関連記事はこちら

コメント