有明テニスの森駅【東京都】(ゆりかもめ。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都江東区南西部の東京臨海副都心・有明地区の北部にある「ゆりかもめ」の駅で、有明コロシアムやテニスコートが施設内にあり、2020年東京オリンピックでも使用される東京都立有明テニスの森公園が駅近くに存在する、
その名も有明テニスの森駅 (ありあけてにすのもりえき。Ariake-Tennis-no-mori Station) です。
 
 
駅名
有明テニスの森駅 (U 13)
 
所在地
東京都江東区
 
乗車可能路線
ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線【愛称:ゆりかもめ】
 
隣の駅
新橋方……有明駅
豊洲方……市場前駅
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

有明テニスの森駅は汐留・築地方面~有明方面を結ぶ環二通り(東京都道484号線)の中央分離帯高架部にあります。
ホームは3階、駅舎・改札口は高架下2階南側にあり、東西(東口、西口)からアクセス可能です。
歩道(地平)と改札階との間は、東西とも階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
尚、有明テニスの森駅には駅前広場がありません。路線バスは当駅から見て2本南側(写真背後)を通る東西方向の道路沿いに設けられています。
写真は南西側より撮影。
 
 

駅前(西側)の様子です。南西を望む。
写真左奥には駅名の由来となった「東京都立有明テニスの森公園」があります。園内には多くのテニスコートがありますが、2020年東京オリンピックで使用されるため、2019年4月現在、大規模な整備工事が行われていました。
また、園内には開閉式屋根を備える「有明コロシアム」もあります。「有明コロシアム」ではテニスの試合のほか、プロレスやボクシング、バスケットボールなどでも使用実績があります。
駅周辺は開発途上ですが、少しづつですが高層マンションや学校、商業施設などが建ってきています。写真中央の建物にはスポーツ用品メーカー「アンダーアーマー」の店舗があります。
そして手前の空地は2020年東京オリンピックの際、BMXの会場として使用されます。
 
 

駅前(東側)の様子です。北東を望む。
こちら側も開発途上ですが、写真右側(南側)にはマンションや物流倉庫が立地しています。さらに南側には2020年6月には劇場型イベントホール「東京ガーデンシアター」がオープン予定です。
また、正面には2019年4月現在、2020年東京オリンピックの体操競技、トランポリン競技、2020年東京パラリンピックのボッチャで使用される「有明体操競技場」が建設中の段階でしたが、2019年10月に完成しました。
さらに向こう側には高層マンションが複数見えますが、左側は豊洲地区、右側は有明地区の東端部になります。その東端部には東京有明医療大学、有明教育芸術短期大学、かえつ有明中学校・高等学校や江東区立有明中学校があります。
 
 

2階改札口の様子です。駅南側にあります。
左が西口(有明テニスの森公園・有明コロシアム方面)、右が東口(有明体操競技場方面)です。
無人駅で窓口は閉鎖されており、インターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、左端の幅広通路はインターホン対応通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
改札階と3階にあるホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
尚、有明テニスの森駅構内には売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
飲料と菓子類の自動販売機が写真右側の改札内外に設置されています(改札内は飲料のみ)。
 
 

ホームドア上に設置されている駅名標です。
新橋駅~台場駅には建植式駅名標がありますが、当駅には存在しません。
写真の駅名標には振り仮名が併記されていますが、英語併記のものもあります。台場駅以西とは違い、一般的な書体となっています。
駅ナンバリング表示もあります (U 13)。
 
 

ちなみに有明テニスの森駅の駅文様は「干潟に水鳥文様(ひがたにみずどりもんよう)」です。駅外側にあり、前面展望時に見える駅名表示板に描かれています。
そして駅のカラーは海松色(みるいろ)で、濃い抹茶色のような色でしょうか(表現が難しいですw)。
写真は2006年撮影。新橋方を望む。
 
 

有明テニスの森駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南東方向~北西方向にホームが伸びています。
各ホームともフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
右(西)から1番線(豊洲方面)、2番線(新橋方面)の順です。
有効長は6両分で、ホーム全体が屋根に覆われています。屋根には採光窓があります。
そしてホームにはベンチが設置されていて(写真の後方)、新橋方ホーム端近く(写真奥)にはエレベーターがあります。
写真は新橋方を望む。
 
 

新橋方を望む。右前方に有明コロシアムが、左前方に建設中の東京ガーデンシアターが見えます。
この先、有明地区を南東に進み、首都高湾岸線と国道357号をオーバーパスします。続いて「りんかい線」を跨ぐとほどなくして有明駅へと至ります。りんかい線国際展示場駅が至近距離にあり、乗換可能です。
ちなみに、1995年に「ゆりかもめ」が開業した際は新橋~有明間での営業でした。その後、2006年に有明~豊洲が延伸開業して現行の路線が出来上がりました。したがって、今回紹介の有明テニスの森駅から豊洲駅までの各駅は2006年に開業した比較的新しい駅になります。
 
 

豊洲方を望む。
前方に立地する豊洲市場や晴海地区・勝どき地区のタワーマンションを遠望できます。その先には旧築地市場があります。
この先、北西方向へ走ります。上り勾配になり、東雲運河を渡ります。その後は左右に東京都中央卸売市場豊洲市場を見て北西へ走り、先にある交差点を右に曲がって北東方向の豊洲方面へ向かう都道484号の中央分離帯上を走るようになると市場前駅へと至ります。開業当初から「市場前駅」だったものの諸問題により市場移転が遅れてしまい長らく秘境駅状態が続いていましたが、2018年秋にようやく市場が築地から豊洲へと移転し、晴れて名実ともに「市場前駅」になれました。そして市場移転前は乗降人員も非常に少なく、2015年と2017年を除いて東京23区内の駅の中で最少の乗降人員に甘んじていましたが、市場移転後は乗降人員が大幅に増加し、最下位争いからは脱出できそうです。
 
 
あとがき
私が有明テニスの森駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。まず駅前に空地が多い事に驚きましたが、開発自体は進んでいるようで、時間が経過するごとに街が賑やかになっていくのでしょうね。しかし現状は殺風景な駅前といった印象です。
 
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り、赤坂見附駅で同じホーム向かい側に発着する銀座線の浅草方面行き電車に乗り換えて新橋駅下車です。その後はゆりかもめに乗り換えて当駅下車です。あるいは中央・総武緩行線または都営新宿線で市ケ谷駅まで行き、東京メトロ有楽町線の新木場方面行きに乗り換えて豊洲駅で下車。さらにゆりかもめに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅へ。山手線(品川駅からは内回り、東京駅からは外回り)に乗り換えて新橋駅下車、さらにゆりかもめに乗り換えて当駅下車です。あるいは山手線を有楽町駅で下車して有楽町線の新木場方面に乗り換えて豊洲駅下車。さらにゆりかもめに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニが東口の南方約200mに1軒あるのみで、他にコンビニや飲食店は見当たりません。尚、有明テニスの森公園のクラブハウス内にはレストランと売店がありますが(営業時間と休業日は要確認)、工事により営業していないかもしれません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。ゆりかもめを乗り鉄される際は、ぜひ一度は有明テニスの森駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:ゆりかもめのHP、ARIAKERU、都市レポ、Google、Google地図、Wikipedia)