こんばんは。

今日はNゲージ鉄道模型、最近ちょくちょく出てくる線路の話、今回はポイントレールです。

 

この部分、これまで複線片渡りポイントを2つ配していました。左右が本線、真ん中が4階層へのアプローチ線です。今回写真奥、4階層から本線に入るポイントを片渡りからダブルクロスに変更しました。

何でまた?..それは走行の安定性、信頼性です。

 

変更前の姿です。中央手前は車止めになっており、”安全側線”を再現しています。この写真455系が2本、左側は渡り線を通って4階層へと上がって行きます。こちらはほぼ問題ないのですが、4階層から下って右側の渡り線を渡る際、何だかんだで脱線が多かったんです。

 

これはED62(KATO)牽引、飯田線貨物イメージの編成ですが、このような機関車牽引列車など、1M(編成中モーター車1両)は大丈夫です。問題は2Mの編成でした。

 

4階層までの坂がきついため、12連以上の編成は2Mにしています。が、運転を重ねているうちに、このような編成がこの写真とは逆の下り坂からの手前の渡り線通過で脱線が多いことが分かって来ました。2モーター車の僅かな歩調のブレによる押引圧、モーター無し車両の自重による押圧も加わるからか? と思っています。

 

→ Nゲージ 485系12両編成の構成(4) Tc300番台第2編成

この写真を載せた上記リンク記事で触れているように、ウェイト載せたりゴムタイヤを外したりあれこれ安定運転の工夫はしていました。

 

これは前回No.49動画のキャプチャー画像です。実はこの時片渡りポイントの左右順番をシレっと入れ替えたりして(笑)テストもしていましたが、完全解決はしませんでした。あれこれやりましたが、意を決して奥側を信頼性の高いダブルクロスへ変更した次第です。

 

最も脱線が多かったのがこのKATO 455/457系編成12連が坂を下る時、ダブルクロス化で良くなりました。他の編成も問題なく下ってくれます。この編成は6+6連で分割運転を出来るようにしています。このためモーター車の連結位置が離れていたり、で登り坂で脱線が見られたりもします。整備からだいぶ経っているので、ウェイト作戦などもうひと工夫必要かも知れないな と思っています。この編成は前回の動画で動いていますが、本線を走る分には何ら問題はありません。

 

線路は全てKATO、上が複線片渡りポイント(品番20-230、231)、下がダブルクロス(品番20-210)です。

上が全長248mm 下は310mm 片渡りはコンパクトにまとまっています。

ダブルクロスは”倉敷支線”(10年近く前、岡山の赴任先にあったお座敷レイアウト)で使っていたものが余っていました。当時陽を浴びて少し変色していますが、動作は問題なかったので使います。買い替えるにも結構高いですからね。

 

KATOのポイントはポイント内にDCC基板を内蔵できることは以前書きましたが、

ダブルクロスだけは別、ポイントマシン4台を一度に制御するので、コードを引っ張ってこの大きい基板

(DS-52)に接続します。3台並んでいますが1台でダブルクロス2台を制御できます。

1台の1回路が空いていたので、これを使用しました。ラッキーなことに無投資、ポイントから伸びるケーブルが1本増えただけで済みました。

この基板は通常見えないところにありますが、結線作業のため引っ張り出して来ました。写真の右端、赤、黒2本が今回追加した結線です。繋いでポイント番号のプログラミング作業をすればOKです。

以前と同じ”81番ポイント”に設定しました。

 

これは片渡りポイントをバラしたところです。転轍機が2か所なので、ポイント内蔵型のDCC基板DS51K1が2つ必要なのかと思いきや、ポイントマシンは1台のみで2か所切換、必要基板も1つでした。

この構造はよく出来ていると思いましたが、信頼性がダブルクロスよりいくらか劣るのがイマイチです。

運転の難しくない平坦な個所では継続して使用します。

 

写真の4番ポイントを2台使っても片渡り線は作れます。が、これは片渡りポイントより更に走行安定性が落ちます。脱線多発でレイアウトからは撤去、デスク上の作業スペース線に1か所残るのみです。このポイントはDCCではなく、KATOのポイントスイッチで動作します。

片渡りも同じ4番ポイントサイズ、このサイズの走行信頼性向上を期待したいものです。

 

さて、ダブルクロス化で走行は安定しましたが、ポイントを切り替え忘れるとこういうことが起こり得ます。

外回り→内回り本線へ逆走進路が形成できる、、下手すると正面衝突が起こりかねません。気を付けなきゃ.. 別の意味で運転のバリエーションを増やせるのでは?とも思います。

撮影に使ったのはKATO 489系特急”白山”編成です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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