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2020.04.21

ちばグリーンバスCG-762号車の凄い経歴をご紹介しよう。

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ちばグリーンバス CG-762号車
2019.12.13/酒々井プレミアム・アウトレット

▲ちばグリーンバスCG-762号車。昨年10月に発生した豪雨災害に対する復旧支援で関東鉄道からやってきた車両で、関東鉄道カラーのまま走っているのが特徴である
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ちばグリーンバス CG-762号車
2019.12.13/酒々井プレミアム・アウトレット

▲うしろ側

ちばグリーンバスCG-762号車は、2003年式の日野レインボーである。2019年10月に発生した豪雨災害に対する復旧支援で関東鉄道からやってきた車両で、関東鉄道の塗装のままなのが大きな特徴の1台。車両としては2003年あたりにさまざまな事業者で多く導入されたKL-HR1JNEEのうちの1台に過ぎないのだが、注目したいのはその凄い経歴。凄いというと関東鉄道からちばグリーンバスへの異例の転属のことかと思われるかもしれないが、そうではない。それ以前から凄いのである。CG-762号車の現在に至るまでの経歴を書き出してみよう。

  • 京成バス船橋営業所4861(新製配置)→同高速貸切センター7861→ちばシティバスC183→京成バス松戸営業所3407→同船橋営業所4498→同江戸川営業所E501→同長沼営業所N560→関東鉄道水戸営業所9406→ちばグリーンバスCG-762(いまここ)

遊軍的に扱われていたのかなんなのか、とにかく転属しまくっている一台である。2003年に京成バス船橋営業所の4861号車として新製配置されてから、渡り歩いた営業所の数は実に4社9営業所。社番としてもらった番号も9つだ。営業所をいくつも抱える京成バスでは少なからず車両の転属があるとは言え、ここまでさまざまな営業所を転々とするのは珍しい。いったんちばシティバスに移籍して京成バスに復籍するというのも珍しい事例だし、さらには関東鉄道からちばグリーンバスに復旧支援車両として千葉県に戻ってきたのだからやはり凄いのである。京成バスグループの中でも特異な1台と言えるだろう。

現在所属しているちばグリーンバスでは、表題の通りCG-762号車として走っている。前述のとおり復旧支援車両という事情から関東鉄道カラーのちばグリーンバスという出で立ちで注目を浴びているが、2003年式という古さゆえにちばグリーンバスでの先は長くなさそうな1台である。はたしていつまで走ってくれるだろうか。そして、さらなる新天地での活躍はあるだろうか。

※2020年6月に除籍になりました。

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