一日遅れてしまいましたが昨日は明治4年に日本で郵便制度が発足した「郵政記念日」でしたね。かって鉄道は郵便輸送の主力でしたが、大体は手荷物と一緒に運ぶことが多かったようです。

 

子供の頃から東海道線ではクモユニ74という車両が普通列車の先頭に付いていたり、或いはこうして単独で走っているのをよく見かけました。

 

大昔のことなので詳細は覚えていませんが、朝の山手貨物線を高崎方面に向けて6連の郵便・荷物電車が走っていました。この時の先頭は郵便専用のクモユ141です。

 

国鉄末期の頃は両方とも需要が減って2両に減車されていました。これは以前身延線で走っていたクモユニ143で、ワインレッドの身延線カラーが都内で見れるとは夢にも思わなかったです。

 

北海道の函館本線では伝説の急行「ニセコ」でデーデーの次位に郵便専用客車のオユ10が連結されていました。

 

同車は普通列車にも連結されていることもあって、旅客用の客車が非冷房だったのにクーラーが搭載されていたので、暑い夏場は羨ましく思ったことがあります。これは羊蹄山の手前にある小沢駅で列車交換のため停車した時のスナップです。

 

鉄道による郵便輸送は全て1986年11月で終了してしまい、現在わずかな郵便客車が各地で保存されているだけです。