2020年冬アニメ(2020年1月~3月)の中で私が最も推していたのはきらら系アニメの「恋する小惑星(恋アス)」。
みらあお(木ノ幡みら×真中あお)の関係性が最高でした。
今回はそんな恋アスにちょっとだけ関係あるかもしれない話題です。
ちょうどこの記事の後に当たります。
日田バスターミナルに乗り入れているのは西鉄・日田バス(一部九州産交バス)だけではなく、日田市福祉バスそして大交北部バスがあります。
その大交北部バスは日田と耶馬渓町の柿坂とを結ぶ路線を運行しており、2016年9月30日までは中津駅前までの特急便も運行していました。
柿坂で系統分離された現在でもほとんどの便は柿坂で中津駅前行きのバスに接続できるようになっています。
さて、そんな大交北部バスの日田 - 柿坂 - 中津を結ぶ路線のうち、柿坂 - 中津の系統の方に、今回ご紹介するとあるバス停が存在します。
それがこちら。ただ一文字、「青」。
ここは耶馬渓町、あの青の洞門の近くに存在します。
恋アスの「真中あお」さんの名前と同じ「青」の名を持つこのバス停、この付近の地名が「青」なことから名付けられました。
一文字だけの「青」、なかなか珍しい名前のバス停ではないでしょうか?
恋アスファンはぜひ一度訪れてみてはいかが?
ちなみにこのお隣のバス停は「青の洞門駐車場」。
せっかくなので青の洞門を見ていくことにしましょう。
有名な観光地・青の洞門。
江戸時代、山国川に荒瀬井堰が造られたことによって水がせき止められ、川の水位が上がったため、通行人は岩壁に作られた鉄の鎖を命綱に危険なルートを通っていました。
この状況を見た禅海和尚は托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちとともにノミと鎚だけでトンネルを掘り続け、約30年かけて、全長342m(トンネル部分は144m)の洞門を完成させました。
ちなみにこの洞門、完成時は「人は4文、牛馬は8文」と通行料金が定められており、日本最初の有料道路と言われています。
こちらが青の洞門の上にかぶさっている競秀峰。
なかなか雄大な眺めです。
さっそく近づいてみます。
まずはこの信号を渡ります。
ちなみにこの先青の洞門内は道路が狭くなっているため、片側交互通行となっており、自動車は3分信号で待たされます。
渡って階段を降りると小さなトンネルが出てきました。
ここは禅海和尚の手掘り洞門。
実は青の洞門は完成当時とは大きく姿が変わっており、禅海和尚が掘った箇所は一部しか残っていないのです。
その部分が見れるとあってさっそく中へ。
ここがその洞門の中。
完成時は案外小さかったのですね…
トンネルをくぐり抜けて外へ。
拡張された車道トンネルを通ります。
こちらも見た目は手掘りっぽいのですが、後に拡張されたもの。
一つトンネルを抜けると新緑が目に飛び込んできます。
またトンネルへ。
何個かトンネルを抜けると、再び歩道が別のトンネルへ分岐していました。
こちらは手掘り跡と明かり窓があるそうで(写真は反対側から)。
こちらが明かり窓。
山国川の景色を眺めることができます。
そして、全てのトンネルを潜り終え、反対側にやってきました。
こちらには「青の洞門」と書かれた石碑が立っています。
再びトンネルを潜り、元の場所に戻ってきました。
ちょうど中津発守実温泉行きのバスが通過していきました。
ちなみに山国川を渡った対岸にはこのあたりの地名「青」にちなんでネモフィラが植えられています。
ちょうど見頃でした。
最後に近くにいた鯉とたわむれて帰りました。
今回は
①大交北部バスの「青」バス停
②青の洞門
③ネモフィラの青
の3つの「青」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
それでは、今回はこのくらいで…