気づけば来年で大阪環状線が開業60周年ですね…50〜60年の間の車両の入れ替わりが大変激しかったように思います。
 コロナでの自粛期間中、一応(学生ながらも)現金給付10万円からなんぼからは受け取れる話になってますので、家に篭るように模型を作ることを考えています。
 その中で浮かんだのが大阪環状線の73系。言わずもがな、戦時設計の悪名高き63系を改良した車両ですが、大阪環状線の開業前、東半分が城東線、西半分が西成線の時代から走っており、開業後も一時期だけ走っていたようです。一応初代大阪環状線車両ですね()
 大阪環状線73系の資料はたまたま手元にある「鉄道ピクトリアル 2009年6月号【特集】大阪環状線」から簡単に読み解いています。
 大阪鉄道管理局の(63系→)73系は、関東の東京鉄道管理局とは若干前面の差異が異なるようで、簡単には

・東鉄車の運行番号表示器は73系改造時に2ケタ表示から3ケタ表示へ改造されてる一方、大鉄車は2ケタ維持

・行き先表示板が東鉄は箱サボに対し、大鉄はより小型の引っ掛け式

などの違いがあるようです。資料を読んでいると、大阪環状線の車両でも箱サボ×運番3ケタ車が出てきますが、恐らく東鉄所属時代に73系への改造を行った上で関西へ転属してきた車両なのですかね。
 また1959年頃より、大阪環状線開業を控えて、当時ぶどう色だった73系をオレンジバーミリオンへの塗装変更も実施されています。資料は白黒なのでよくわかりませんが、一度だけ別の資料でオレンジを纏った73系のカラー写真を見た時は違和感しかありませんでしたねw
    さらにら73系として運用されてる車両の中にはクハ47、クハ58を4ドア化改造されたのも混結して運用していたようで…こちらのカラー写真はネットでいくらでも出てきますが、ゴツい戦前型車がオレンジバーミリオンを纏っているのはカオスでしかないですね。
 
 残念ながら、首都圏を走っていた旧国と異なり、大阪近辺で走っていた旧国は本当に資料が少なく、大阪環状線で運用されていた73系の車番などはかなり限られたレベルでしか見られません。あるだけありがたいものの…
 しかしながら、旧国が走り回っていた大阪環状線も面白そうですし、模型でやってみる価値はあると思います。生粋の73系を始め、戦前型から改造された車両等々…やってみたいですね。

 まずは資金を考慮して、(わかっている所から)西成線の2両編成からやってみようと思います。現金給付が来てからね…