JR東海、名松線。廃線危機だったころ(2010年)。そして日田彦山線に思うこと。 | 鐵の道

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主に鉄道を絡めた写真を撮っては掲載しています。

2009年、台風による土砂災害で、名松線の家城~伊勢奥津が長らく運休していたことがありました。一時は全線運休してましたが、1週間ほどで松阪~家城は復旧。しかし、家城~伊勢奥津は、、、、、、

たしか、JR東海は、鉄路としては廃線にして、代行バスでの運行を提案していたと思います。

 

地元自治体の費用負担もあって(主に治水対策)、2016年3月のダイヤ改正から復活しました。

7年間も運休の期間がありましたが、よく復旧できたな、と思います。

 

今、JR九州の日田彦山線、添田~日田が廃線の危機にあります。2017年の大雨被害によるもので、その復旧費用自体にはおおよそ自治体とも折り合いがついているものの、JR九州が、復旧後の運行経費の一部負担を地元自治体に求めているためです。

 

名松線は、三重県内の路線で、その大部分が津市内にあって、自治体の意見をまとめやすかったと思いますが、

 

日田彦山線の運休区間は、福岡県添田町、福岡県東峰村、大分県日田市にまたがっており、また添田町、日田市にとっては、この運休区間は”無いと困る”という路線ではありません。

 

東峰村としては、「つながってこその鉄道、全九州のネットワーク維持が不可欠で、地元自治体だけの費用負担を求めるのはおかしい」としています。

この意見自体には、うなづける部分とそうでない部分があるのですが、ここはいっそのこと、「よし、ALL九州でやろう!」と大号令をかけ、日田彦山線を復旧させ、地元負担をもっと減らす。

 

で、

 

九州新幹線(西九州ルート、いわゆる長崎新幹線)も、「つながってこそ、なので、全線フル規格でね」 と。

 

すいません、無茶苦茶なハナシでした。

 

しかし、日田彦山線の添田~日田が鉄路として廃止になったら、この線の線名の由来になっている、「彦山駅」が無くなるんですけね。

 

以下、写真は、2010年当時の名松線の家城~伊勢奥津の写真です。

 

伊勢奥津駅

 

代行バス時刻表

 

伊勢奥津駅構内、線路はさびさび。

 

 

比津駅(と思う)

 

 

 

どこが線路かわかりにくですが、向こう岸のコンクリの壁が見えるあたりです。