敦賀駅から北陸線の列車に乗ります。
何故か大阪行きホームでは無く、福井方面行きホームに停車です。
旅慣れないヨソ者に不案内は、豊橋駅と同じやな。
ホームの高さが列車・電車併用を見逃さないです(^○^)
2020年4月
有名な鳩原ループを過ぎると、眼下には北陸線では無く小浜線が見えます。
新疋田は撮り鉄の名所のようで、ケバケバしい注意喚起の看板が乱立していました。
深坂トンネルに入ると、再び江越国境を抜けました。
トンネルを出たら、沓掛信号場のホームが残っていましたよ。
乗った列車は湖西線回りなので、近江塩津で降りました。
ここでも20分以上の接続時間です。
「琵琶湖環状線」で便利になった筈ですが。
構内通路には、国鉄時代の案内看板が健在です。
移設電化開業当時の近江今津駅は現在と雰囲気が違いますが、地下道の構築は変わらないですよ。
(所蔵:田辺正準)
駅を出て、春の湖北地方を楽しみました。
小川からはカジカの鳴き声が聞こえて、春本番を告げています。
静かなところですが、時おり湖西線の轟音が聞こえて来ました。
近江塩津で降りたとき、隣のホームに停まっていた回送が化けた北陸線に乗って余呉で降りました。
ガラガラの車内ながら、濃厚接触から解放されてマスクを外しました。
この日の旅行ではノーメイクです。
経験ある方もいると思いますが、マスク着用の後でメイクが崩れ大阪地下鉄600型みたいなツラになりますよ(≧▽≦)
これから数年ぶりに余呉湖へ行きます✨
余呉駅の駅舎は、昭和32年の電化開業当時を伝えます。
新疋田で降りなかったのは、駅舎が改築されていたからですよ。
今回は、ゆっくりと楽しめそうです。
過去2回は、こんな有り様でしたから。
幻の3回目は、豪雪のため近江今津で打ち切りでしたよ⛄
地元観光協会が手入れしている菜の花の黄色い筋が、桜とコラボして春を演出しています。
小川に架かる欄干の無い橋は、昭和30年代の近郊風景を思わせます。
いつまでも残したい日本の原風景です。
ワカサギ釣りはシーズンが終わり、桟板には人影がありません。
私はインバウンドで溢れ返る観光地よりも、静かなところが好きです。
世間はコロナで騒々しいですが、余呉湖は変わらないです。
これまで戦争や生態系と自然破壊を繰り返していたら、地球も人間を仕留めたくなるわな。
俗化した場所で無いためか、ゆっくりと楽しめますよ✨
しかし、心の奥底では北陸線の列車時刻を気にしていました。
乗り遅れると、1時間待ちとなります。
余呉湖から北へ歩き、余呉トンネルを観察しました。
北陸線の移設電化は昭和32年ですが、右側は昭和13年に工事開始です。
戦時中の昭和19年に工事中断となり、昭和21年に再開ですね。
トンネルの向こう側は、廃道マニア御用達らしいです。
北陸線の記録映画でも、擁壁に対してトンネルが古く見えますよ。
余呉トンネルから貨物列車が出てきました。
北陸からの物流には重要ですね。
インスタ蝿もいない静かな余呉湖は、置き忘れて来た風景に出会った感じでした。
ブロ友さんの言葉を借りれば「平和な空間を共有」ですよ。
この度、南山城の平城・高の原に加えて、私の「聖地」に認定です💕
余呉湖に満足したので、大阪へ帰ります。
江越旅行の余韻を残し、心地よい疲れで座席に身を沈めました。
ガラガラの車内なので、京都駅までマスクを着けなかったです。
車窓には麦畑と田園が流れます。