桜鉄ばっかりだと飽きるし~。で新特集! 今回は「似顔車!」。 | 湘南陽光電しゃ館 鉄道館

湘南陽光電しゃ館 鉄道館

ヤフーブログから引っ越してきました!
よろしくお願いいたします。
現役時代に撮りためた鉄道写真に
鉄道関連if私想小説をモチーフにした
模型鉄がメインのブログです。
どうぞお楽しみくださいませ!!。

人間には、「人間(ヒト)の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされているという脳の働き」シミュラクラ現象、和訳では類像現象という行動があると知られています。

wikiにその説明が載ってます。→人は他人や動物に出会った場合、敵味方を判断したり、相手の行動、感情などを予測したりする目的で本能的にまず、相手の目を見る習性がある。人や動物の目と口は逆三角形に配置されていることから、点や線などが逆三角形に配置されたものを見ると、脳は顔と判断してしまう。心霊写真と呼ばれる現象の多くが、これで説明できるとされている。

動物でなくとも木や石や景色などの自然の造形物、果ては人間の作り出した人工物にまでそういう感覚を抱く人は結構多いですよね!。

CMでも家の外面外壁を顔に見立ててナレーションを加えて放映されているものを小生も見て、面白い事を考えるクリエイターがいるなぁ~と感心したことがあります。

そういえば、小生も「鉄」をしているとき、車両が何か自分に語り掛けてきているんじゃないか、と感じたことがあります。

これです↓。

 

2015/05/13撮影 東京駅JR東日本 新幹線ホーム E7系

北陸新幹線開通前、始めてE7を見かけた時のこと。

小生が興味津々で車両を眺めていると、「なあに!なんか、用??なんか、言いたいことでもあるん???」とこの顔に語り掛けられたような気がしましてね。ドキッとして思わず撮影してしまったのが、この画↑です。

ライトの光り具合が切れ長のクールまなざしで睨まれているように感じません?。

シミュラクラ現象とはちょっと違うような気もしますが・・・。

最近のデザイナーの傾向は時代がそうさせているのか車両の「顔」を無機的/人工的なものから、有機的/人・動物的なものに「見た目のイメージ」を関連付けるケースが多くなってきたような感じがします。

一昔前の国鉄民営化の時、利用者により親しみを持ってもらおうと生まれた「しゃべる口を持った鉄道車両」なんてのが出ましたが、それよりも、時代の進化に合わせてよりデザイン的に洗練されてきているのが現在の流行りでしょうかね。その一例がこれ↓。

 

2016/06/19 西武池袋線拝島駅 30000系30005他

車両全体に女性の感覚を大きく取り入れて設計/デザインされたと言われる車とのことですか/タマゴ電車」と呼ばれることもおおくて、小生もそう呼んでますが、ことフロントガラスから下に注視すると、この電車のコンセプト「スマイルトレイン」がしっかりと表現されているのがわかりますね!。ライトが眼、車体とスカートの連結器切り欠きがお子ちゃまが笑った口、まんまです!。

さらに一歩踏み込んで「まんま人面」なのがこれ↓。

 

2019/12/07撮影 湘南新宿ライン五反田 相鉄12000系12102他

先頭車正面デザインのイメージベースはずばり「能面」!だそうです。モロ、人面ですね!。

ここで小生気づいたことがあります。

今のデザインベースってフロントガラスより下の部分にイメージコンセプトを持ってきてるのかな??と。

昔の車両はフロント全体で「お顔」のイメージだったような気がします。例えばこれ↓。

 

1980年代撮影 上野駅地平ホーム EF8027牽引、寝台特急「ゆうづる」

ライトは眉毛、ツララ切はまつげ、運転台窓が目、窓ふきステーが頬、ナンバーが鼻、飾り帯が髭、窓ふきステップが口、みたいな・・・。

当時ちょっと前に流行っていたアニメ「鉄人28号」に見立てて「鉄人」というニックネームを頂戴していましたよね、80は。

と、こんな感じで、フロントデザインが「お顔」そのものに見えるとか、その表情/雰囲気が「何か言いたげ」だとか、動物の「お顔」に似ているとか、こりゃもう「アレ」でしょ!アレそのものダ、みたいな車両を集めて、ちょっと今までの小生ジャンルにない特集を掲載してみようと思います。

巣籠自粛で無聊を囲っておられる皆様が少しでもニコッと出来るような一助になれば幸いです!。

次回、第一回目は今トレンドの「マスクをかけた・・・」です。