Nゲージ鉄道模型のKATO製457系です。
向かって、左側がクハ455右側がクモハ457と別形式です。
両方共、北陸本線急行のヘッドマークを取り付けています。
前面表示幕は無表示ですが、貼り付け忘れではございません。
北陸本線でよく見られた『幕埋め』を再現したつもりです。
「幕埋め」の実車です。
縁が残っている点に関しては、大目に見て下さいませ。
一方、クモハ457は『立山』にしております。
こちらの前面表示幕には【急行】のシールを貼り付けております。
他にも「ちょっとした加工」をしております。
一枚目の並列写真若しくは二枚目のクハ455『くずうりゅう』の写真と比較すれば、お気付き頂けるではないでしょうか?
北陸本線運用に就いていた471~457系が、幌を膨らませて走っていた事がありました。
パテを塗り重ね、蛇腹状の表現の為に筋入れ、着色です。
幌膨らませた北陸本線急行の車内にて、駅弁・御当地産竹輪をアテに地酒でほろ酔いしていた乗客も多く居たかと思います。
幌について述べましたが、幌は車輛の部品の中でも特に好きな部品です。
首都圏色の気動車には、前面幌がアクセントとなります。
20年以上前に青春18きっぷで山陰本線を乗りに行った時のキハ58系の写真です。
「復刻版」塗装ではありません。
旧国鉄急行色キハ58系というだけでも十分楽しめます。
こちらも上記旅行の道中での撮影です。平窓とパノラミックウインドー、スカート無とスカート付、幌無と幌付。
同じキハ58系旧国鉄急行色でも大分雰囲気が異なります。
12月の小樽で発車時刻を待つキハ150形。
幌に被った雪は、過酷な冬にも負けずに定時運行する鉄道の逞しさを感じます。登場間もない頃の227系。
近年では当たり前になりつつある前面の転落防止幌には他系列では未だ違和感はありますが、227系では転落防止幌を赤色にして『Red Wing』と称してデザインの一部化されたのが衝撃的です。

大阪市交通局(現・大阪市高速電気軌道)1形には今でいう転落防止幌に近い物が設置されていました。
大阪初の地下鉄としての意気込み、第三軌条感電防止等の点から、プラットホームからの転落を極力阻止に取り組んだ事の表れのように感じ取れます。
一昔前まで前面幌を付けていた車輛が阪神では多く走っていました。
武庫川線では赤胴車・バンドン式連結器と共に前面幌付車が運用に就いていますが、置き換えも発表されているので近いうちに過去の光景となります。
22000系より前に登場した貫通型近鉄特急車は、折り畳み式カバーを開いて幌を出せます。

12400系と12200系の旧塗装同士の連結部。
オレンジとダークブルーの配色に挟まれ、揺れる幌に味わいがあります。
12200系新スナックカーは今年中に代替廃車になる事が
発表されています。
12200系に乗って来年の初詣にお伊勢参りはできません。
12400系『サニーカー』・30000系『ビスタカー』等と凸凹編成を組み、運転席同士を向かい合わせて他系列間を幌で繋ぎ、伊勢・名古屋・京都・奈良・大阪へ駆け巡った12200系の姿は記憶から滅びません。
最後にサンライズの幌を掲載致します。
強引に言い換えれば、「幌場図」です。
この御時世、殆どの話題が暗い内容です。
太陽が昇り続ける限り、世界は滅ばず明るい未来がある事を信じませう!!