このタイトルで繁藤駅がピンと来る人ってどれくらいいるのでしょうか?
まあ、そのことは追々。
今日は、その繁藤駅にやってきました。
こちらの駅、よく列車の交換が行われる駅で、このときも交換待ちの間に撮影したのだと思います。
跨線橋から駅舎と構内を眺めます。

構内は2面3線、交換だけでなく特急の待避もできますが、特急列車は停車しません。
では、跨線橋を渡って駅舎に向かいます。

改札にはポツンと集札箱が置かれていました。
待合室は殺風景です。

無人駅のようでした。
では駅舎の外に出てみましょう。

駅舎全景です。

狭い敷地を国道32号線が並走していて、駅を出るとすぐに道路となっています。
ところで駅舎には、こんな看板があります。

「高知線の歌」、須崎駅でもみたことがあります。
ここに、この記事のタイトルの「天坪」と「マンガン」という言葉が出てきます。
繁藤駅に掲げられているのに「繁藤」の駅名が出てきませんが、開業当初は、「天坪(あまつぼ)」という駅名だったからです。
「天坪」というのは「雨坪」とも書き、この地域が特に降雨量が多いところからきているそうです。
そんな大袈裟なと思われるかもしれませんが、実際に、この繁藤駅周辺では昭和時代に豪雨災害によりたくさんの方が亡くなられたことが
あるそうです。
単なる地名ですが、そうやって後世の人たちに注意を促す意味があるのかもしれないですね。
そしてもう一つの「マンガン」ですが、これは、この近くにマンガン鉱山があったからだそうです。
その鉱山は駅前の国道32号線を高知方面に向かったところにあって、現在は繁藤ダムの水面下に沈んでいるそうです。
当然、この鉱山があった頃は、繁藤駅から鉱山への鉄道が伸びていて、その頃は、この繁藤駅は貨物輸送で賑わっていたのでしょう。
そんな当時のことに思いをはせながら、再び構内に戻ります。

広い構内が、往時の面影を残しているような気がします。
(平成20年3月撮影)
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いつかはきっと旅をする日が来る、そんな日を夢見てプランを立てるのもよいかも、そうそうバーチャルトラベルもできますよね
高知県の奥深く知りたい方には最適です。高知の人とのビジネス・会話のネタになるかも
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