本州山岳部ではそろそろ、桜が見頃になっているのではないでしょうか。
長野県も南信は意外と早く桜が咲き出して、案外早く終わってしまうようですが、山奥となると多少遅くなります。
1980年代撮影 飯田線金野 クハニ56他、旧国4連
確か金野の駅を降りて、天竜川の深い谷筋にかかる橋を渡って、ここからは全く見えない駅対岸の集落へと続く細い道をしばらく歩くとこのポイントに行きつきました。
こんな山間に咲く桜ですから、染井さんなはずもなく、ほとんどが山桜ですが少しピンク色が強い感じがします。
ただ、当時でもこの辺りは1時間に1本列車があればよい方の閑散路線。3時間待って2本撮れれば御の字でした。
それで天竜峡までの区間運転列車はほとんどが2連。
辰野から豊橋まで全線走破する列車は大抵4連でしたから、狙い目は必然この列車になりました。
ただ、今と違って移動も列車に乗ってですから列車に乗っちゃうと撮れないので、ジレンマではありましたがね。
こんな山奥での「鉄」ならば人っ子一人来ないでしょうから、今みたいな時期でも可能なような気もしますが、行き帰りには車だろうと鉄道だろうと、不必要に他人に接触せざるを得ませんから、やはり出かけてはいけませんね。今は我慢我慢ですわ。