函館~ニセコ~積丹 北海道 新元号カウントダウンの旅⑧ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2019/04/29~2019/05/01、東京から函館→ニセコ→積丹と北海道の道南から道央へ、鉄道と車で大自然の湯と極上の食を求め北上し、複数路線の配線跡地を巡りながら時代が変わりゆく平成~令和の歴史的なカウントダウンを過ごした2泊3日の旅紀行を掲載しています。
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新型コロナウイルス、どこまで拡大するのか、、、

緊急事態宣言、外出自粛とすでに今現在でも

生活は大きく変わってしまったわけですが、、

個人的には、楽しみにしていた7月のオリンピックも

チケットが届かない状態で延期になるし、、、

同じく7月のチケットを買っていたとあるアーティスト

のライブも中止、、、

特に残念なのが、桜の季節に予定して楽しみにしていた

旧筑波鉄道廃線跡をロードバイク(自転車)で巡る

ひとり旅も、中止にせざるを得なかった。

実はブログにはまだアップしていないんだけど去年の

秋に行ってきて、その際に廃線跡がほぼ全線が素敵な

サイクリングロードになっている事と、数多くの桜を確認、

絶対に春にまた来ようとほんとに楽しみにしていたんだ。

感染を広めないため、僕自身が感染しないため

これはもう仕方ないこと。

でも外食すら出掛けていない毎日。

ストレスたまりますねえ、、、。


という事で、前回の続きから。


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旅は最終日、令和初の夜明けとなる3日目の朝を迎えました。5月1日の北海道の朝はまだやや寒く、ここニセコには残雪も残る。



宿泊しているのはニセコ昆布温泉「ホテル甘露の森」、デラックスツインのお部屋はスタンダードなお部屋の窓が横に2枚付くほどで、しかし贅沢に広い素晴らしいお部屋だ。




am06:36、朝一番の温泉へと向かう。館内は広く温泉入り口の前は素敵な専用ロビーになっていて、中庭の樹木が望める心安らぐ空間となっている。



男女入れ替え制で、前夜とは違う「森の天空露天風呂」が楽しめるのはとてもありがたい。




館内の至る所にある木製のギター弾き人形。ちゃんとした名前がついているのかもしれないが、とても素敵なオブジェだ( ̄▽+ ̄*)





am07:30に朝食へと向かう。昨夜のディナービュッフェと同じレストラン「CULINET」だが、夜には見えなかった白樺の木々が窓の外に望める。お食事はバイキングスタイルで和食を中心に楽しんだが、パスタやソーセージなども僕は欲張った(笑)





さてさて、令和カウントダウンを過ごしたこの素晴らしく広い贅沢なお部屋ともそろそろお別れだ。出発の準備に何となく寂しさを覚える時間帯。






洒落た赤色にデザインされたホテルの案内書は木製の拘り、そして広い部屋ならではのアングルでカッコつけた写真も撮ってみた(笑)




am08:51、いよいよ出発の時が来た。この日は旅の行程上、am09:00にチェックアウトの予定だ。しかしほんとに素晴らしいホテルに宿泊すると、出発が名残惜しいものだね。ニセコ昆布温泉「ホテル甘露の森」、僕はまた絶対にここへ来ようとこの時思っていたんだ。






さて、ホテルをチェックアウトしてまずやって来たのは、水がおいしいことで有名なニセコの観光スポットでもあるニセコ名水「甘露水」。前日に行ったニセコグランドホテルのすぐ向かい、さかもと公園の敷地内にある湧き水を汲める名水スポットだ。





ニセコ連山の自然湧水、僕はお水の味はちょっと得意ではないがそれでもまろやかでほのかに甘く感じ、とても冷えていて美味しく、ペットボトルに入れてこの後のドライブの相棒となった。



甘露水の自然湧水、少し土地が低い位置だったのかどこへ行くにもまずこの坂を上る。僕はこの時ひそかにここにいつかロードバイクで来たいなあと考えていたんだ。



さてさて旅の最終日、この先の旅の行程はニセコから少し内陸へ数か所の立寄りスポットを巡りながら、いよいよ旅の最終到達地点となる積丹半島の先端にある神威岬(かむいみさき)を目指す。距離にして88.4km、何処も寄らなければ車で1時間50分程度の距離だ。



まずは倶知安の街へと車を走らせると、目の前に聳えるのは蝦夷富士とも称される羊蹄山。残念ながら旅の3日目の朝は重たい曇り空、この日もその全貌を見ることはできなかった。




そしてまずやって来たのは倶知安駅、函館本線のニセコからは二つ隣の駅だ。2031年度(令和13年度)に新函館北斗駅~札幌駅間が延伸開業する北海道新幹線の停車駅となる事が決まっているが、今のところ駅前は寂しい感じがうかがえる。





この駅は、かつては伊達紋別駅で室蘭本線から分岐した胆振線が接続していた駅で、元々はホームは2面3線であったが、胆振線廃止に伴い駅舎側の単式ホームを撤去し、1面2線島式ホームとなった。




1986年(昭和61年)11月1日に胆振線が全線廃止となるまでは、札幌発着で循環運転を行う準急・急行「いぶり」が運行されていた。つまりは札幌から千歳線~室蘭本線~胆振線~函館本線で札幌へとグルっと回ってたってことだよね。




わずかな滞在時間だったが、帰ろうと思った時だけ倶知安駅の上空には一瞬青空が広がる、、、。



そして倶知安駅からわずか2.4km、車で5分の公園わきには列車の停車する駅らしい景色が現れる。





そうここが次なる立寄りスポットである六郷鉄道記念公園。つまりは旧胆振線の廃線跡地、倶知安からひとつお隣の六郷駅跡地なのだ。




旅の2日目に旧瀬棚線廃線跡地を訪れているのでこれで2つ目の鉄道廃線路線巡りとなった。静態保存されているこの黒く古い車両は、ヨ6000形7900番台車掌車のヨ7913。




そして青色の国鉄の旧型客車、オハフ46 501。どちらも車内には入れないようになっていたので窓の外から車内を撮影、なかなか味があってイイねえ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:





胆振線は室蘭本線の伊達紋別を起点に終点となる倶知安まで83.0kmを繋いでいた路線で、その歴史は古く、部分的な開業だったようだが1919年が最初の開業のようで1986年11月1日に全線廃止となった路線だ。



ホームに面していないこちらの白樺側もまた絵になって素敵だった:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




廃線跡ファンでもある僕は数多くの廃線跡地へ訪れているが、このように駅跡地が記念公園となっているケースは多い。



ホームや線路、車両が残されているのは大変嬉しいが、しかし残念なのはその建設の都合上、元々あった場所より少しだけ移動されて建設される事もしばしばあるようだ。



実はこの六郷駅跡地も、本当の駅の位置は公園の西側であり、ホームが雑草に埋もれているものの、現存しているという情報がWEBにあったがこの時はそれを知らなかった∑ヾ( ̄0 ̄;ノ なので当然我々はそれを見ることができていないのである、、、、、。



車両の位置から少し離れた場所に9600形蒸気機関車9669の動輪が記念碑として展示されていた。こういうのは素晴らしいねえ(*^ー^)ノ




そこにたくさんの人の思い出と共に時間が止まった空間、、、それこそがロマン溢れる廃線跡地。北海道は特に廃線跡が多いが是非いつまでもこの素晴らしき鉄道遺産を残しておいてもらいたいものだ。




さてさて時刻はam10:05、ホテルをチェックアウト

してからここまでわずか1時間で巡る効率の良さは、

この後の行程上とても良い時間の使い方だった。

お昼を少しだけ遅めにすれば、最終到達地点の神威岬で

最高の海鮮、極上の海の幸をいただける予定だからだ。

この時点で気になるのはこの重たい曇り空。

神威岬では晴れてほしいんだけどねえ~( ̄□ ̄;)

さてどうなることやら。


旅はまだまだ続きます