今日は西小泉駅にやってきました。
もうとても大手私鉄の駅とは思えない光景です。
この駅、支線の末端駅にしてはメチャ立派な気がします。
よく見ると、左側にもホームがあった痕跡があります。
ほらほら、あるでしょ?

そして駅名標。あら???めちゃ多言語表記。
実は、西小泉駅がある大泉町は、ブラジル(ポルトガル語)やペルー(スペイン語)の日系人をはじめとする外国人を積極的に雇用していて、そのため駅名標もこんな表記になっています。
外国人比率は全人口の20%近くといいますからかなりの高率です。
ところで、大泉町に西小泉駅があるわけですが、大泉と小泉という親子集落という訳ではありません。
元々小泉町と大川村というのがあった、その二つの自治体が合併したので、おそらく1文字ずつを取って「大泉」としたのでしょう。
群馬県の中の町では、この大泉町のある邑楽(おうら)郡は、大きな工場があったり豊かな町のようです。
「鶴舞う形の群馬県」と言われる群馬県のなかでちょうど鶴のクチバシのあたりにあるため、県庁所在地の前橋市や高崎市などの大きな町には遠い変わりに、東京や埼玉県には意外と近かったりします。
そんなところは、ほかの群馬県の自治体とは人の交流が違うのかもしれないですね。
さて、お話を西小泉駅に戻して、終着駅ですから末端部をみてみましょう。

オウチに帰って調べたら、昭和14〜51年までの間、この先仙石河岸駅というところまで貨物線があったんだそうです。
駅の跡は現在サッカー場などに変わっていますが、廃線跡は緑道となっていて痕跡を残しています。
この仙石河岸駅は利根川の手前にあるのですが、その利根川の土手には橋脚の一部が残っている箇所があり、それが、未成線となった熊谷までの東武の計画線の跡なのだそうです。
う〜ん、急ぐ旅でなければ、そこまで足を伸ばしてみたいのですが、ちょっと歩いて行くのは無理だったでしょうね。
さて、ここから館林駅に戻って小泉線の完乗を目指すことにしましょうか。
乗り潰し率
68.753%
↓
68.770%
今日も1駅分だけ進みます。
東武完乗への旅