午前10時2分、岩見沢駅3番ホームに到着。

ここで列車を切り離し、左側の前3両(S-114編成)が終点・旭川駅まで行きます。

 

 

※写真1~3:旭川行き普通列車(215M)切り離し完了

 

岩見沢駅の停車時間は28分。

停車時間が長いので、プラットホームに出て休憩・ストレッチ&撮り鉄開始!

 

午前10時7分、室蘭本線・糸井発(苫小牧近郊)岩見沢行き普通列車が1番ホームに到着。

※写真4:ローカル線の雰囲気漂うキハ40・・いつまで活躍するのかな~?

 

かつて室蘭本線は、日本のエネルギーを支えた石炭を、炭鉱が多数ある空知地方から港や製鉄所がある室蘭市などへ運んだ大動脈で、岩見沢駅はその中継駅。

 

大動脈だったことは、この複線が証。

※写真5:往時の活況を物語る複線区間(追分~安平・石勝線から撮影)

 

午前10時10分、札幌発網走行き「特急オホーツク3号(キハ183系)」が6番ホームに到着。

網走駅まで約5時間半走るロングラン特急で、今日も難所の石北、常紋(じょうもん)の峠越え。お先にどうぞ。

※写真6:残念ながら「特急オホーツク3号」は2017年3月に廃止。

現在、札幌~旭川間は「特急カムイ13号」、旭川~網走間は「特急大雪1号」が接続運行しています。

 

午前10時24分、札幌発旭川行き「特急スーパーカムイ11号」が6番ホームに到着。

車両は1990年から活躍している785系電車。

 

また追い越されてしまった・・

まぁ~のんびり行こう。

 

※写真7・8:785系が札幌~旭川間から姿を消し711系も引退。キハ40が室蘭本線を去ると、この写真も宝物。

 

2009年に新築開業した岩見沢駅は、古い線路や北海道の開拓を支えた煉瓦をふんだんに使用し、グッドデザイン大賞や日本建築学会賞を受賞するなど、建築の世界では名の知られた駅なんですよ。

※写真9:北海道でも雪の多い岩見沢・11月下旬降雪後の風景

 

札幌駅から3年間JR通勤した岩見沢駅。

様々な列車に出会い、毎日が楽しかったな~笑

 

中でも、チキ(線路などの長物を運ぶ貨車)を牽引するディーゼル機関車(DE-10)にはビックリ!

※写真10:懐かしいDE-10との再会

 

それと・・夏の夕方、プラットホームで列車を待っていると、駅前の有名な焼き鳥屋(三船)さんからいい匂いが漂ってきて・・これも忘れませんね。

美味しいかったな~じゅるる!

 

午前10時30分、岩見沢駅発車。

赤電は田園風景や市町の市街地を、各駅停車で一駅一駅進む。

 

田んぼや踏切では、列車に向かって手を振っている人や撮り鉄さんが結構いますね・・赤電への愛情を感じます。

写真に撮れず残念。

※写真11:広大な石狩平野の中、延々続く直線区間を快走する711系電車(記念クリアファイルより)

 

今日は晴天、気温も上昇!

北海道名物「首振り扇風機」も大活躍!

 

※写真12・13:やっぱりこれがいいな~

 

午前11時13分、滝川駅7番ホームに到着。停車時間は42分。何をしようかな? 笑

 

午前11時17分、日本最北駅・稚内駅を午前7時10分に発車した札幌行き「特急スーパー宗谷2号」が5番ホームに到着。

 

道北の地形を模したヘッドマークはその象徴だ。でも今は、このヘッドマークを見ることはないはず・・これも貴重な一枚!

 

※写真14・15:北海道ディーゼル特急のシンボルカラー・スカイブルーが際立つ宗谷本線用・261系気動車

 

次々、特急列車が来るぞ。滝川駅、万歳!

午前11時27分、旭川発新千歳空港行「特急スーパーカムイ20号」が5番ホームに到着。

※写真16:711系と785系のツーショット!

 

午前11時52分、札幌発旭川行き「特急スーパーカムイ15号」が6番ホームに到着。

2007年10月「特急スーパーカムイ」が登場時にデビューした789系電車。

 

始発駅・新千歳空港駅から札幌駅までは「快速エアポート」として走り、札幌駅からは特急列車。今後、785系の後継者として電車特急の主力になるだろう。

また追い越されてしまった・・

※写真17・18:初めて見た789系!なんか速そう・・乗り換えたいな~

 

滝川駅は北海道最東の地へ続く根室本線(滝川~釧路~根室・443.8km)との分岐点。

1981年に道央と道東を結ぶ石勝線(南千歳~新得)が開通するまでは、根室本線が札幌~釧路間を結び、10両前後の「特急おおぞら(1日3往復)」や「急行狩勝(1日4往復)」などが滝川駅を通ってました。

 

根室本線に乗りたいな~ 

よ~し行こう!妄想で・・

 

只今、午前8時54分。根室本線の列車が入線する滝川駅1番ホームにいます。

おっ、赤電だ!いいね~

キハ40と赤電のツーショット!

※写真19・20:旭川発岩見沢行普通列車が4番ホームに到着

 

キハ40は全国の乗り鉄さんに人気の「2429D」を担当。

滝川駅を午前9時37分に発車し、終点・釧路駅には午後6時2分に到着。所要時間は何と8時間25分!まさに名物列車だ。

 

私も一度だけ完全乗車したが、最後は忍耐力を問われました。笑

※写真21:2429Dのサボ!今は見ることはありませんね・・残念

 

夏の根室本線乗り旅・スタートです!

 

窓を開けた車内に、爽やかな北海道の夏風が流れ、とても気持ちがいい。

午前11時45分、金山トンネルを通り抜けると、進行方向左側に突如!湖が現れた。

深緑に包まれ静寂な金山湖・・

とても好きなビューポイントです。

※写真22:美しい車窓の景色に癒されますね。

 

午後0時7分、狩勝峠の手前にある落合駅に到着。

2429D(タラコ色のキハ40)は、ここで帯広発滝川行き普通列車と列車交換。

※写真23:かつて根室本線の要所だった落合駅。今は2016年夏の台風被害で不通です。泣

 

根室本線(滝川~根室)普通列車完全走破~妄想編~2日目。

今日は午前11時13分釧路発根室行き「快速ノサップ」に乗って終点・根室駅を目指す!

 

午後0時10分、列車は花咲線(釧路~根室間の愛称)の絶景ポイント・別寒辺牛(べかんべうし)湿原を走っている。

※写真24:厚岸湖岸から別寒辺牛湿原を走る花咲線(厚岸~糸魚沢)

※写真25:車窓の景色も最高ですよ。(厚岸~糸魚沢)

 

午後1時15分、終点・根室駅まで約20分の所までやってきた。

車窓の景色の大取りは、やはり落石(おちいし)・三里浜海岸!

 

ここは撮り鉄さんの人気スポット!

日本とは思えない絶景を、いつかは撮りたいね。

※写真26:三里浜の手前はエゾシカゾーン!徐行運転で通り抜けると絶景登場です。(別当賀~落石)

 

かなり遠くまで来てしまったな~

ぼちぼち滝川駅に戻り、711系電車の旅を続けよう。

 

午前11時55分、赤電は滝川駅を発車。

田園風景や市町の市街地を、各駅停車で一駅一駅進む。

 

自然豊かな田園風景は、石狩平野と上川盆地を隔てる山々の手前まで続く。

※写真27:青い空・緑の大地!秋は稲穂が黄金色に染まりますね。(納内~伊納)

 

午後0時40分、長いトンネル区間を通り抜け、赤電(215M)はまもなく終点・旭川駅に到着。

 

遠くに見えるは北海道の屋根・大雪山!

北海道の中央にやって来た実感が、湧くな~

※写真28:あと少しで旭川駅(近文~旭川)

 

小樽駅から4時間半。乗り応えあり過ぎ・・笑

でも・・まだ、折り返し地点。

 

なんだか「ぼ~と」してきたので、旭川で休んで後半戦に備えよう。

帰りは特急列車に乗ろうかな・・?

 

  (つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の函館本線・711系電車の旅」をご訪問いただきまして、ありがとうございます。

 

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続いている地域がありますが、少しでも「旅気分」を味わっていただければ幸いです。