撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

加悦SL広場(2020.3.20) 旧国鉄 ヨ2047

2020年04月09日 23時52分34秒 | 中小私鉄
3/20に、京都府与謝郡与謝野町にある加悦SL広場で展示中の旧国鉄の車掌車ヨ2000形を撮りました。
1枚目は、構内で展示中のヨ2047です。



2枚目は、ヨ2047車体側面下部に掲示されていた「昭和12年 汽車會社 東京工場」の製造銘盤です。



3枚目は、ヨ2047の台枠に掲示された右側から「日本国有鉄道 若松工場 昭和40年改造」「日本国有鉄道 名古屋工場 昭和42年改造」「日本国有鉄道」の銘盤です。



4枚目は、ヨ2047の車内です。
車掌業務用として3人分の執務机、イス、長イスが設けられています。



5枚目は、ヨ2047の車内のダルマストーブです。
製造当初は設置されておらず、後から改造で設置されたようで、真冬の夜行列車での乗務は本当に辛かったと思われます。



ヨ2000形は、当時の鉄道省として初めての鋼製の新製車両でした。
1937(昭和12)~1938(昭和13)年に100両が登場しました。
両側デッキで4枚窓の車体は、戦後登場したヨ3500形、ヨ5000形にも継承されました。
戦後製の車両と比べると設備的に劣ったため、後に室内灯を石油ランプから電灯に交換、石炭ストーブの設置等の近代化改造が施されました。
さらに走行性能の改善のため、軸バネ吊り受けを二段リンク式に改造し、最高速度の向上が図られました。
老朽化、貨物列車の廃止による余剰により、1985(昭和60)年までに全車引退しました。

ヨ2047は、1937(昭和12)年に製造され、1981(昭和56)年に国鉄より借用して旧加悦駅構内に展示されました。
1985(昭和60)年の加悦鉄道廃止後は、引き続いて加悦SL広場に展示されています。


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