鉄道の第一の使命は、お客をなるべく早く安全に目的地まで輸送することです。即ち観光だの我々の趣味活動だのというのは、あくまで二の次三の次の話です。
しかし、京都には二の次である筈の観光を主目的とした、観光専用鉄道が存在します。それが、嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線です。
嵯峨野観光線は「嵯峨野トロッコ列車」の異名の通り、観光用のトロッコ列車のみが走る専用線です。営業区間は、JR山陰本線の嵯峨嵐山駅に隣接する「トロッコ嵯峨」駅から同線馬堀駅に近い「トロッコ亀岡」駅までの7.3km。JR西日本の唯一の鉄道業の子会社「嵯峨野観光鉄道」が営業しています。
ここは元々山陰本線の一部でしたが、平成元年の複線電化のため新線に切り替えられて廃線に。しかし旧線は眺めが良かったために、2年後の平成3年、日本初の観光専用鉄道として再開業しました。
今回は、そんな嵯峨野観光線「嵯峨野トロッコ列車」に乗車した模様をお届けします。
トロッコ嵯峨駅の外観(トロッコ嵯峨,2679.7.7)
トロッコ列車始発のトロッコ嵯峨駅の外観です。駅舎は、以前ご紹介した「ジオラマ京都JAPAN」と共有しており、非常に綺麗です。
トロッコ嵯峨駅の駅名標(トロッコ嵯峨,2679.7.7)
トロッコ嵯峨駅の駅名標です。木の看板に白い字で書かれています。
SK200形客車(トロッコ嵯峨,2679.7.7)
トロッコ列車です。台車はトキ25000形貨車のものを流用したとかです。
車両前面に掲出されたプレートです。「ROMANTIC TRAIN 嵯峨野 since1991」と表記されています。
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