目黒駅【東京都】(山手線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都品川区の北西端に広がる市街地に位置する山手線の駅で、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線との乗換駅でもある、
目黒駅 (めぐろえき。Meguro Station) です。
 
尚、駅名は「目黒」ですが、所在地は目黒区ではなく品川区です。品川区は「品川駅」を港区に取られている形ですが、「目黒駅」に関しては目黒区から取っている(?)形です。
ちなみに目黒駅の約100m西方は目黒区域です。
そして「目黒さんま祭り」は目黒区側と品川区側でそれぞれ異なる日に開催されています(主催者も異なります)。
 
また、東急・東京メトロ・都営地下鉄の目黒駅につきましては過去に記事をUPいたしました⇒こちら
 
 
駅名
目黒駅 (JY 22)
 
所在地
東京都品川区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:山手線
(※) 山手貨物線 (埼京線湘南新宿ラインが走行) にはホームがありません。
 
隣の駅
田端方……恵比寿駅 
品川方……五反田駅 
 
乗換可能駅
東急電鉄:目黒線……目黒駅まで徒歩4分
東京メトロ:南北線……目黒駅まで徒歩4分
都営地下鉄:三田線【都営三田線】……目黒駅まで徒歩4分
 
訪問・撮影時
2018年8月、12月
 
 

目黒駅の東口です。目黒駅は地上駅(掘割駅)で、駅外の地平面とほぼ同レベルに橋上駅舎、中央改札口があります。ゆえに上下移動は少なくて済みますが、出入口には階段しかなく、後述の駅ビル「アトレ目黒1」内のエレベーターを利用する形になります(始発~終電まで利用可能)。
そして東口側には地上6階地下1階建ての駅ビルがあり、JR東日本系の商業施設「アトレ目黒1」が入居しています。
テナントは「ユニクロ」「無印良品」「スターバックス」「ニトリ」などです。
1階部分に目黒駅の東口があり、ビル内を通って橋上駅舎・改札口に向かう形になります。
また、駅前にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設置されています。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。
ロータリーの先、写真右側(南)に目黒通り西行き一方通行(ロータリーの東側は相互通行)が、少し離れた左側(北)に目黒通り東行き一方通行があり、それらに挟まれた区域に目黒駅東口があります。
駅前は市街地でビルが立ち並んでおり、商店・飲食店が多いです。
また、目黒通り右側(南側)に少し写っている高層ビルは都営バス目黒車庫跡地の再開発により2018年にオープンした「目黒セントラルスクエア」で、駅寄り北端のオフィス棟には「アマゾンジャパン」や商業スペース、そしてややこしいですが品川区の目黒サービスコーナーなどが入居しており、南側2棟はタワーマンションになっています。
駅から離れると住宅街が広がっていて、「目黒花房山」「白金台」「池田山」など高級住宅街も見られます。
東側の上大崎地区には寺院が密集した区域やタイ大使館、タジキスタン大使館もあります。
また、約500m東側には東京都庭園美術館や国立科学博物館附属自然教育園があります。
 
 

光の加減で見づらいですが、手前側にある低層の建物が西口です。奥は東口駅ビルです。
右側の奥~手前の道路は目黒通り西行き一方通行で、交差点の右側には正面口があります。
西口側には駅ビルはなく、直接橋上駅舎に出入りする形です。こちらも地形の関係で上下移動が少なくて済みますが、西口は階段しかなくバリアフリー非対応なので要注意です。エレベーターご利用の場合は東口側の「アトレ目黒1」へお回り下さい。
そして西口建屋の右端にはポツンと東急・地下鉄の目黒駅出入口(階段のみ)があります。橋上駅舎内でJR改札からの通路と合流し、地下へと向かいます。
 
 

西口駅前の様子です。北を望む。
バスで見えませんが右側に西口があります。向こう側(写真奥)には目黒通り東行き一方通行が通っています。
尚、西口には駅前広場がなく、バス停留所は道路沿いに設けられています。
駅前は市街地で、オフィスや商店などが入居した雑居ビルが立ち並んでいます。
また、駅の北側は住宅街で、北側の品川区上大崎2丁目(上大崎二丁目。通称・白金長者丸)や北西側の目黒区三田地区には高級住宅街も見られます。
 
 

こちらは西口駅前(西側)の様子です。右背後に西口が、左背後に正面口があります。
西側にも市街地が広がっています。中央の道路は目黒通り西行き一方通行で、下り坂になっていて権之助坂と呼ばれています。坂の途中で目黒区に変わり、写真奥で東行き一方通行と合流し、さらに坂を下ると目黒川を渡ります(目黒新橋)。その先に山手通りとの交差点があり、近くに大鳥神社があります。
西口側の行人坂(手前の交差点から左側へ分かれる細い道路)沿いには大円寺、大手芸能事務所の「ホリプロ」、結婚式場・ホテル・レストラン・オフィスビル「アルコタワー」などの複合施設「雅叙園(がじょえん)」があります(すべて目黒区に所在)。行人坂を下りきると太鼓橋で目黒川を渡ります。
また、駅から離れると住宅街も見られます。
 
 

こちらはJR駅の南西側出入口に相当する正面口です。南を望む。
左側に西口があり、正面口手前を左右(東西)に通る道路は目黒通り西行き一方通行です。
東急・地下鉄は正面口かもしれませんが、JRから見ると南西口と言った方が良いかもしれませんw こちらからJRに乗るのは地下の改札(東急連絡改札)を経由するため遠回りを強いられ不便です。しかもJR改札~JRホーム間はバリアフリー非対応です。正面口~東急連絡改札間は階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーター(ビル内の設備を利用)があります。
JRの東急連絡改札と東急・東京メトロ・都営地下鉄の駅舎機能、ホームは地下にあり、その地上部分(地下の一部を含む)は高層ビル「JR東急目黒ビル」となっています。ビル内低層階には「アトレ目黒2」や東急ストア「プレッセ目黒店」、目黒区の行政サービス窓口が入居しています(ビルは品川区に所在)。上層階はオフィスなどです。また、「JR東急目黒ビル」の場所にはかつて地上駅だった東急目蒲線の目黒駅がありました。
尚、正面口にも駅前広場はありません。
左側の高層ビル群は前述の「目黒セントラルスクエア」です。
駅の南側には服飾で有名な杉野学園(杉野服飾大学など)があります。住宅も見られますがさほど多くありません。
 
 

橋上駅舎内にある中央改札口の様子です。左が東口で右が西口です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には有人通路があります。
改札機の左側にはホームへのエレベーターと階段があり、その左側にも改札機があります。
背後(通路北側)には自動券売機と指定席券売機があり、『みどりの窓口』もあります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
また、背後右側(西口側)の自動券売機の隣には駅事務室と「KIOSK(キオスク)」があります。
掘割にあるホーム階とは階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
 
 

こちらは正面口の地下3階にある東急連絡改札口の様子です。
右に正面口への階段・エスカレーター(上下方向)、EV(ビル内の設備)があり、背後に東急・メトロ・都営の改札があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機と指定席券売機がありますが、こちらに『みどりの窓口』はありません。
尚、こちらのコンコースには改札外、改札内ともトイレ、多機能トイレはありません。
また、改札内コンコースには「KIOSK(キオスク)」があります。
上層にあるホーム階とは階段、エスカレーター(上下方向)で結ばれています。エレベーターはありませんのでご注意下さい。
 
 

駅名標です。バックライトは蛍光灯です。
JR東日本標準のデザインで、山手線のラインカラー(黄緑)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JY 22)。
尚、JR東日本の駅ナンバリングは2016年に導入され、目黒駅は駅ナンバリング併記駅名標の導入第1号となりました(2016年8月20日に交換)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

目黒駅は島式ホーム1面2線の掘割構造で(地下1階相当)、南北方向にホームが延びています。
西側(左側)のやや低い位置には埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線などの列車が走行する山手貨物線が並走していますが、目黒駅にホームはありません。また、品川方(手前方)の上空は「JR東急目黒ビル」や目黒通り(西行)の陸橋、東口駅ビル、中央改札口の橋上駅舎に覆われていて地下駅の様相を呈しています。右が1番線で山手線内回り品川・東京方面、左が2番線で山手線外回り渋谷・新宿方面です。
有効長は11両分です。ホームドアが設置されています(2010年8月28日、他駅に先行して設置)。1992年にホームドアの設置試験が行われた事もあったそうです。
ホームは全11両分が構造物や上屋に覆われていて、雨に濡れずに移動可能です(豪雨や風雨を除く)。
ホーム上にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」、立食いそば屋「いろり庵きらく」、飲料自動販売機、ベンチがあります。
品川方(手前)の端には地下3階の東急連絡改札口とを結ぶ階段などが、田端寄り(写真奥)には1階中央改札口への階段、EVなどがあります。
写真は池袋方・田端方を望む。
 
 

こちらは田端方の端近くより品川方を望む。左から1番線、2番線、山手貨物線の順です。
ホーム北側は構造物に覆われておらず、晴れの日の昼間は明るいです。
右寄りの正面に橋上駅舎(中央改札口)、正面口(JR東急目黒ビル)が見えます。
 
 

池袋方・田端方を望む。
東側の右2線が山手線、西側の左2線が山手貨物線の線路別複々線です。正面に恵比寿ガーデンプレイスの高層ビルが見えます。
この先、住宅街の中を北上しますが山手線と山手貨物線の高低差が広がります。そして左カーブで目黒区へ入ると山手線が山手貨物線をオーバークロスして西から山手線、山手貨物線の順に入れ替わります。その後は右手に恵比寿ガーデンプレイスを見て北北西に走ると渋谷区へ入り、しばらく走ると市街地にある恵比寿駅へと至ります。東京メトロ日比谷線と乗換可能です。
 
 

品川方を望む。右側に山手貨物線が通っています。
ホーム端に東急連絡改札口への階段があります。少し先まで「JR東急目黒ビル」や駐車場に覆われており、出口が遠いです。
この先、「JR東急目黒ビル」や駐車場の下を南へ走り、明かり区間へ出ると左へカーブして地下を右へカーブする東急目黒線と分かれます。その後は住宅街の中を南東へ走り、高架区間になると首都高速2号目黒線をアンダーパスして右へカーブすると市街地に入り、五反田駅へと至ります。東急池上線、都営浅草線と乗換可能です。
 
 
あとがき
私がJR山手線の目黒駅で下車(乗車)したのは2002年以降何度かあります。ほぼ山手線と東急池上線・東京メトロ南北線・都営三田線を乗り換えるためですが、中でも2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は掘割にあり、さらに南側はビルに覆われているため地下駅のような様相でした。駅前はJR駅らしくしっかりと整備された市街地ですが、西口側は駅前広場もなく手狭な印象でした。
 
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)に乗り、当駅下車です。埼京線や湘南新宿ラインは当駅には停車しないので乗らないように。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅まで行き、山手線外回り(新宿方面)に乗り換えて3駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にキオスクやコンビニ「ニューデイズ」があり、駅ビル内にスーパーもあります。そして駅ビルに入居している「アトレ目黒」内や駅前にチェーン店を含めて多数の飲食店・カフェがあります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。山手線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は目黒駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)