先日投稿しました「KATO カニ24の台車はDT21で代用できないのか」(→こちら)のトップ写真に、11両のカニ24が横並びした姿を掲載しましたが、中央の6両グループの中で知れっと正面窓ガラスがない2両が居たのにお気付きだったでしょうか。今回は、この窓ガラスを手当てしてみました。

 

これが問題の2両です。バックサインは「日本海」ですが、KATO製の「北斗星」の旧製品の7両セット(品番10-163)に入っているカニ24-503です。

 

カヤ24への改造ベースの候補車両として挙げた記事「KATO カニ24のボディで救済できるかな」(→こちら)で触れていますが、ジャンク扱いで販売されていたボディ・屋根板・側窓ガラスを入手し、下回りを市販のASSYパーツを使用して組み上げたもので、2両とも正面窓ガラスが元から欠品のままになっていたものです。

 

最近になって、偶然この正面窓ガラスを1個だけ入手できて歓喜するも、流石にもう1両分はありません。入手できたパーツを眺めると、手持ちの別パーツにそっくりであることに気付きました。

そっくりだと気付いたのは、左側のスハフ12旧製品(品番5016)の窓ガラスです。窓寸法を測ってみるとこれも使えそうだと判り、ボディに嵌めてみると見事に収まりました。更に下回りをボディに装着しようとしましたが、下回りが何処かに当たりボディに装着できません。そこで、右側の本来のパーツと見比べてみると、中央下部がカットされていることが判りました。カットされている理由を、車両側で確認してみます。

 

 

 

バックサインのカラースライドフィルムの直ぐ上に、ヒサシ状に突き出た銀色カバー部分を避けるために、正面窓ガラスの中央下部がカットされていることが判りました。

 

左側のスハフ12用の窓ガラスの中央下部を、写真のように鉄ヤスリで窓ガラスの至近まで削り取ったところ、下回りが装着できるようになりました。

 

左側が代用品のスハフ12用の窓ガラスを装着したもので、右側は正規の窓ガラスを装着しています。代用品では、左右の窓の外側が少し寸足らずで、微かな隙間が生じています。このように並べて拡大した比較写真だからこそ判りますが、単独の車両であれば殆ど気付かないレベルですので、これで良しとしましょう。一件落着!

 

別のカニ24でも、ちょっと改善が必要な車両がありますので、続編で改めて投稿します。

 

【関連記事】

 KATO カニ24の台車はDT21で代用できないのか

 KATO カニ24のボディで救済できるかな