熊野前駅【東京都】(日暮里・舎人ライナー。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
東京都荒川区北部の隅田川や荒川に近い住宅街の中にある日暮里・舎人ライナーの駅で、都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】との乗換駅でもある
熊野前駅 (くまのまええき。Kumanomae Station) です。

 

尚、都電荒川線の熊野前駅につきましては後日記事をUP予定です⇒記事はこちら。(2020年4月29日UP予定)
 
 
駅名
熊野前駅 (NT 04)
 
所在地
東京都荒川区
 
乗車可能路線
東京都交通局:日暮里・舎人ライナー
 
隣の駅
日暮里方………………赤土小学校前駅
見沼代親水公園方……足立小台駅 
 
乗換可能駅
東京都交通局:都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】……熊野前停留場まで徒歩4分
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

熊野前駅は日暮里・舎人ライナーの他駅と同じく高架駅ですが、他の多くの駅が日暮里・舎人ライナーに並行して南北に通る都道58号線(尾久橋通り)の中央分離帯上に駅があるのに対し、当駅は北隣の足立小台駅と同様に尾久橋通りが高架橋になっているため、尾久橋通りの東側に線路、駅が設置されています。また、駅舎は2階でホームが3階なのは他駅と同じです。出入口は尾久橋通りの東側に北から荒川線口、中央口、南口の順に配置されており、南西側の離れた場所に尾久小口が配置されています。中央口以外にはエレベーターが併設されていて、尾久小口には上りエスカレーターが、荒川線口には上下方向のエスカレーターが併設されています。
 
写真は北東側にある荒川線口で、文字通り都電荒川線の熊野前停留場に最も近い出入口です。
自動車が乗り入れられる駅前広場(交通広場)はありませんが、荒川線口前に歩道を拡張した形の広場があります。バス停留場は後述の中央口近くの尾久橋通り側道にあります。
 
 

荒川線口の駅前の様子です。北を望む。
中央の高架橋が日暮里・舎人ライナーで、左の高架橋が尾久橋通りです。
すぐ北側に東西方向に通る荒川区道との交差点があり、区道の中央分離帯の部分に都電荒川線が通っています。この場所には都電の熊野前電停があり。東側(右側)には三ノ輪橋方面ホームが、尾久橋通りの西側(左側)には早稲田方面ホームがあります。三ノ輪橋方面ホームは荒川線口の近くにありますが、早稲田方面ホームは若干距離がありますので乗換の際は時間に余裕を持ってお出かけ下さい。
 
駅前は住宅街ですが商店は多くありません。北へ約450m進むと隅田川です。
また、駅の北東約300mの場所には首都大学東京 荒川キャンパス(健康福祉学部)があり、都電の電停の副駅名になっています。
 
 

こちらは駅舎南側にある中央口です。北を望む。
真上は日暮里・舎人ライナーの高架橋で3階レベルにあります。その右下の2階レベルに南口・尾久小口に通じる連絡通路があります。
写真奥に荒川線口が、背後に南口があります。
そして左側の尾久橋通りは高架橋へ上がるスロープ部になっており、写真左手に尾久橋通りをくぐる歩行者用のトンネルがあります。トンネルを介して駅西側や足立区方面へのバス停方面へ抜けられます。尚、日暮里方面のバス停は中央口前にあります。
駅前広場はありませんが、歩道が広くなっています。
 
 

こちらは連絡通路を経由して南東側に開口している南口です。北を望む。
2階レベルには連絡通路があり、奥が駅舎方面、左が尾久小口方面です。そして写真奥に中央口と荒川線口があります。
駅前広場はありませんが、歩道が広くなっています。
 
 

南口駅前の様子です。東を望む。
駅前とは思えないような普通の住宅街が広がっています。一戸建て住宅や低層の集合住宅が多く見られます。
ちなみに尾久橋通り沿いには中層~高層の集合住宅が見られます。
 
 

南西側の出入口である尾久小口です。西を望む。熊野前駅の出入口で唯一、尾久橋通りの西側に設置されています。
背後には左右方向に尾久橋通りが通っており、尾久小口からの通路は尾久橋通りを跨いで東側を走る日暮里・舎人ライナーの高架下を北へ進み、改札へと至ります。
駅の西側にも住宅街が広がっています。写真左側には荒川区立尾久小学校があります。
ちなみに「尾久」の読みは「おぐ」です。JR駅の「おく」ではありません。
 
 

2階にある改札口の様子です。左が東口で、他の駅とは違い、線路とは垂直方向に改札口が設置されています。
右手に荒川線口が、左手に中央口と南口・尾久小口に通じる連絡通路があります。。
熊野前駅は無人駅で、改札口左側の窓口は閉鎖されています。代わりに改札外と改札内にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、左端はインターホン対応通路です。
改札口の左手前には自動券売機が、改札内には自動精算機が設置されています。
トイレ、多機能トイレは改札内左側にあります。
改札階とホーム階(3階)との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
 
 

熊野前駅の駅名標です。
日暮里・舎人ライナーの駅名標はホームドアの上部にあります。
横長のタイプで、駅ナンバリングが併記されています (NT 04)。
 
 

 

熊野前駅は5両対応の島式ホーム1面2線の構造です。フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
ホーム幅はさほど広くなく、天井も低いです。ホーム全体が屋根に覆われています。
右が1番線で見沼代親水公園方面、左が2番線で日暮里方面です。ホーム上にはベンチが設置されています。
上写真は外からの駅風景で見沼代親水公園方を望む。
下写真はホーム内の様子で、こちらは日暮里方を望む。
 
 

日暮里方を望む。この先、沿線には集合住宅やビルが増えていきます。
この先、右へカーブして尾久橋通りの中央分離帯上を走るようになります。そして住宅街の中を南下すると赤土小学校前駅へと至ります。
 
 

見沼代親水公園方を望む。左の高架道路は尾久橋通りです。すぐ先で都電荒川線をオーバークロスします。
この先、尾久橋通りの高架橋と並走して住宅街の中を北へ走り、やがて上り勾配になると隅田川を渡って足立区へ入り、隅田川と荒川の間に位置する足立小台駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が日暮里・舎人ライナーの熊野前駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。都電との乗換駅で乗降客も一定数いましたが、思ったほど駅前は栄えていませんでした。
 
新宿駅からですと山手線外回り電車で日暮里駅または西日暮里駅まで移動し、日暮里・舎人ライナーの見沼代親水公園行きに乗り換えて当駅下車です。尚、西日暮里乗換の場合は日暮里・舎人ライナーの駅まで多少距離があります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回りに乗り換えて日暮里駅で下車します。京浜東北線は昼間帯に全列車快速運転となり、日暮里駅を通過するので要注意です。また、上野東京ライン経由常磐線の快速列車は日暮里駅に停車するので利用できますが、本数はさほど多くありません。そして上野東京ライン経由宇都宮線、高崎線の列車は日暮里駅に停車しないので注意が必要です。日暮里駅下車後は日暮里・舎人ライナーの見沼代親水公園行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅前にはなく、尾久橋通りの西側、都電の早稲田方面電停のさらに向こう側に複数あります。その近くにはスーパー「Olympic」と「まいばすけっと」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は駅東側の「サイゼリヤ」と西へ約350mの場所にある「ジョナサン」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。日暮里・舎人ライナーを乗り鉄の際は、ぜひ一度は熊野前駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)