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コロナ騒動の渦中に着岸した第9陣

3月24日に205系武蔵野線第9陣となるM21、M2、M25編成を積載し千葉港を出港していた貨物船が4月5日、ジャカルタ、Tanjung Priok港に着岸。翌早朝にかけて配給順に水切り、オンレール作業が実施されました。コロナウイルス感染拡大に伴い、何かとイレギュラー続きの作業で追いかけには苦労しましたがなんとかジャカルタ幕を納めることが出来ました・・・。

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京葉車を彷彿させる白ジャカルタ幕
M21編成クハ204‐60

現在Tanjung Priok港に入る輸入貨物に対して保健所が除染作業を実施しており、作業の開始に遅れが発生しています。そのため船の入港待ちも発生しており、この貨物船もかなり沖合で待たされており、果たしていつ1両目がPasosoにやって来るのか見当も尽きませんでしたが、千葉出しになってからというもの、ジャカルタ幕はこのタイミングで撮らないとなかなか難しいものがあり、根性でタイミングを合わせての人間ドローンとなりました。

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記念すべき?1両目のオンレール

このところ先頭車のオンレールシーンをなかなか拝めていなかったので、撮れて良かったです。欲を言えば、本来午後のバリ順光タイムだったにも関わらず、ドン曇りの天気だったのが残念な限り。

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Pasosoでも車体の除菌作業が実施されていました

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かなりのハイペースで作業が進んでいきます

現在国営企業省グループを挙げて輪番在宅勤務が実施されており、KCIもそれに従わざるを得ません。その影響で現場に立てる作業員の数も不足しているのか、毎度おなじみのDjoko Tingkirは駆け付けず、今回は港湾作業者のみでのオンレール作業となりました。これもあって、本当にタイミングを見計らうのが大変だったのです。なお、8両組成時には日も暮れてしまいますので、連絡線通過シーンは諦めることにして翌朝に備えることにします。

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夜のうちにTanjung Priok駅構内に移動していたM21編成

翌朝、懲りずにTanjung Priok駅に向かうとすでにM21編成は駅構内に留置されており、Tanjung Priok貨物駅常駐の入れ替え罐により回送されてきたようです。早朝の連絡線通過に淡い期待を込めてやってきましたが、昼まで寝ていても変わりはなかったようです・・・。

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お馴染みの並び、今回はM9編成

ラッキーだったのは、3月下旬頃からTanjung Priok線運用に入っている205系M9編成が引き続きこちらに充当されていたことで、原色・KCI色の5000番台同士の並びが見られました。前回は205系ながら横浜線編成でしたので、武蔵野同士が並ぶのは今回が初めてかもしれません。

今後の動きですが、Tanjung PriokからDepokへの配給、そしてその後の試運転も現在の情勢を見ているとかなり流動的になることも予想され、動きを追うためにしばらくは神経を尖らせておかなければなりません。日本と同じく、インドネシア政府もコロナ封じ込めにようやく重い腰を上げましたので、この1か月は多くの作業が停滞することになると思われます。前回の第8陣ですら運輸省試運転が実施出来ずに未だに営業開始が出来ていませんので、第9陣においても営業開始までの道のりは前途多難です。

鉄道コム

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