山陰の旅 田儀駅の思い出 | 今日も まっ晴れ! 鉄道回顧録

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 田儀駅は山陰本線の何の変哲もないローカル駅ですが、私にとっては色々な思い出が残る印象深い駅です。

 

炭団のように真っ黒なD51が

駅長に見送られゆっくりと動き出しました。

1972年8月7日

 

 

昼過ぎにD51貨物同士がすれ違う筈なのですがこの日は下り貨物列車が遅れていて、上りの3970レだけが田儀駅を通過して行きました。

1972年8月8日

上の写真と同じ列車をカラーでも撮りました。

 このように中学3年の頃はモノクロとカラーフイルムを入れた2台のカメラで撮ったりもしていました。

 

 

本来なら通過のDD54出雲が臨時停車しています。

 機関車の不具合か?この年の豪雨被害でダイヤが乱れていたせいか?は判りませんが、乗降客用の通路を開けて、当時の最優等列車:寝台特急《出雲》を牽引するDD54は物凄い排煙を上げて田儀駅で停車していました。 1972年8月7日

 

雨の日のD51貨物の離合は印象的なものです。

1972年8月26日

 

 高校の夏休み、撮影を終え田儀駅で乗車する下り列車を待っていたときの事です。ちょうど上り列車も来るようで田儀駅のホーム上は乗客で少し混み合っていました。その人波の中で際立って輝いている自分と同じ年代の女の子と目が合ったのです。一目会ったその日から!で、ミニスカートがよく似合うその女の子に私は完全に一目ぼれでした。 私は気になってチラチラ見ていたせいなのか?その子と時々目が合って、そのたびに胸の鼓動が高まります。しかし運命は冷たいもので、私は下り列車に乗って大田市まで、その子は上り列車に乗るようです。下り列車に乗り込んだ時に勇気を出して手を少し上げて“さよなら”の挨拶をしてみたら、その子も少し手を上げてはにかんだように微笑んでくれました。この後も何度か田儀駅を利用することがあり、その度にあの子を探してみたのですが、あの日以来あのミニスカートの良く似合う彼女に会うことは二度とありませんでした。

(還暦を過ぎたオヤジの淡い恋愛話しですみませんでした^^ゞ)

 

最後まで御覧戴いて ありがとうございました。