先月、常磐線が9年ぶりに全線復旧しましたので、651系の4両付属編成を出してきました。
かつて常磐線のエースだった651系は、4両の付属編成だけを所有しています。
車両ケースには増結セット(10-165)と表記されていますが、7両基本セット(10-164)の仙台方に増結される4両の付属編成のセットに相当します。
8号車~11号車の4両が収容されています。付属編成の様態ですが、これらの車両は個別に収集した基本セット用のもので構成してあります。
上野方の先頭車となる8号車として使用中のクハ651-2です。本来であればクハ650なのですが、入手できたのが基本セットの仙台方先頭車となる7号車のボディだったので、ASSYパーツの床下セットと台車を購入して組み上げてから、方向転換して使用しています。
9号車として使用中のモハ650-1です。基本セットの5号車なのですが、同形式なので代用しています。基本セットでは動力車ですが、安価に入手した時点でT車になっていました。
10号車として使用中のモハ651-1です。基本セットの6号車なのですが、同形式なのでこちらも代用しています。
仙台方の先頭車は11号車として使用中のクハ651-1です。基本セットの7号車なので、本来であれば同形式ながら100番台にするべきところ、こちらも目を瞑って代用しています。
編成を組んで通電した状態です。仙台方の3両のみ室内灯が点灯していますが、最後尾の1両は真っ暗で、ヘッドライトも消灯しています。どうやら車両故障が発生し運行不能となった模様。(本当は、モーターなし、最後尾は室内灯なし、先頭のライト基板もなしで、元々自力走行もできません)
JR東日本色のEF81-139が、救援に来てくれました。
このEF81(品番3066-4)は、双頭連結器を装備しており難なく連結完了。何時もこの形で運転!最後尾に赤い反射円盤を装着すれば満点ですね。
左側から 仙台方に使用のクハ651-1、上野方に使用のクハ651-2、救援機のEF81-139。
「スーパーひたち」の表示幕が見えない車両(左端)と見える車両(中央)がありますが、初期製品の10-164/165では非点灯時には見えない製品でしたが、後継製品の10-173/174では、フィルムが改良されて非点灯時にも判るようになりました。車両は全て初期製品ですが、中央の車両はボディのみ入手した関係で、ASSYパーツで購入した床下セットが改良製品だったのが、表示幕が非点灯時に見える/見えないの差となっています。
実は、仙台方の先頭車クハ651-1に装着されている床下セットの品番が4180となっており、上野方先頭車クハ650用が入手時点から装着されていました。一方、上野方の先頭車クハ650代用のボディだけのクハ651-2に床下セットを購入する際に、本来の仙台方の先頭車11号車用のクハ651-100番台の床下セット(4186)を購入しており、取り敢えずクハ651-2に仮装着しておいた旨のメモが出てきました。そこで両先頭車の床板を相互に入替すれば、インチキ方転も正しい床下配置となります。上記の投稿写真は、床下が入替前ですのでご注意下さい。
余談ですが、初期製品10-164/165では、初回ロットでボディに塗った塗料とケースのウレタンのガスが化学反応を起こして、ボディが黄色く変色するトラブルが発生し、メーカーリコールになったことを思い出しました。入手品は、リコール後のボディだったようで変色は発生していません。